from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

何で階段があるの?

朝から晴れて残暑厳しい一日。
朝起きてテレビを点けると、「遠くへ行きたい」をやっていて我が故郷が訪問地だったので、見ることにした。タイトルは、『「近江路 伝統の色図鑑」滋賀県 近江八幡市木之本町』。近江八幡の赤コンニャク、懐かしか〜い。赤いのはベンガラ(三二酸化鉄)を混ぜているからということだった。コンニャクを赤くしたのは、安土城城主だった織田信長という説。「織田信長が赤の長襦袢をまとい、踊り狂ったと伝えられる天下の奇祭「佐義長祭」は毎年三月中旬に日牟礼八幡宮に奉納される。近江八幡では、この火祭にちなんで、ベンガラ(三二酸化鉄)で赤くしたコンニャクが作られてきた」といわれているそうだ。ちょっと嘘くさい。青花紙作りも懐かしかった。京都の親戚のおじさんがやってくるとこの青花紙を買い求めていたのを思い出す。友禅染に使うとは聞いていたが、下絵を描くために使わるだけで青く染めるために使われていたわけではなかった。青花液は色が定着しない染料だそうで、水を噴霧するだけで消えてしまう。長浜市の「海洋堂フィギュアミュージアム黒壁」。チョコエッグのおまけを作っている海洋堂のフィギュアの美術館だそうだ。最後は、楽器に使う黄色の生糸。「生取り」した生糸をウコンで染めていた。
ボーケンジャー熱が冷めたのか、子どもはなかなか起きてこず、起きても「ボーケンジャーをみたい」とも言わなかった。興味はパトレイバーに移ったようだ。
なんだか体がだるくて、昼ご飯を食べたあと、昼寝。妻と子どもはちょっとだけ練習をしたあと、バイオリン教室に出かけた。教室が終わった後、妻から電話があり、吉祥寺に出かけた。二人は西友の前で御神輿を見ていた。「御神輿って何?」とか「なんで階段があるの?」とか聞かれた。適当に答えてごまかした。サンロードを駅に向かって歩いていくと、太鼓の音が聞こえてきた。伊勢丹前に行くと、去年子どもと見た人たちが太鼓を叩いていた。終わるとまた来年来ますと挨拶をされていた。
夕飯を何処かで食べようとウロウロ。この前、子どもと一緒に入った天麩羅屋に行ってみたら、臨時休業だった。妻が前に行った寿司屋に行こうと言うので付いていった。店に入るとカウンターにおじさんが座っていて「僕、何歳?」と聞いてきた。子どもは照れて手で4を示したあと、「もうすぐ5さい」と言った。保育園で和太鼓を習っていると言うとおじさんが「やってみせてよ」と言うが、照れてまったくやらなかった。