from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

プール事故死

朝日新聞さく発見から10分間の悲劇 埼玉のプール事故」。

埼玉県警などによると、7月31日午後1時半ごろ、さくが外れているのを遊泳中の小学3年の男児が見つけ、近くの監視台の女性監視員に届けた。監視員は、監視台にさくを立てかけて無線で監視棟2階に連絡した。
連絡を受けた男性監視員もはずれたのが吸水口のさくとわからず、監視棟1階の事務室にいた男性社員(36)に電話で報告した。男性監視員や男性社員らがプールに向かい、社員が着いて初めて、吸水口のふたが外れたと認識した。
社員が近くにいた別の女性監視員に「人を近づけるな」と言い残して、補修用具を取りに事務室に戻った。
女性監視員は、プールサイドに立ち、手で払うようにして吸水口に近づかないよう遊泳客に呼びかけた。ところが、同1時40分ごろ、潜水していた瑛梨香さんが吸い込まれた。見ていた女性監視員は「入った」と叫び、社員に知らせに向かった。
近くにいた母親(38)が「吸い込まれているのに何をしているの。早く助けて」と大声で訴え、吸水口に両手を差し出して必死で助けようとした。騒ぎになって、監視員は重大性に気づき、客に「プールからみんな上がって」と大声を出したという。
知らせを受けた社員が起流ポンプを止めたという。

毎日新聞埼玉・ふじみ野のプール事故死:外れた排水口のフタ放置 ドーンと吸引音

プールは約230人の客でにぎわっていた。市によると、プールの現場責任者が排水口のふたが外れていると監視員から報告を受けたのは午後1時半ごろ。責任者は緊急補修するため監視員に道具を取りに行かせ、その間、別の監視員が「(排水口の)さくがないから、そばに寄らないで」と利用客に呼びかけたという。しかし、プールから出るような指示はなかった。事故はその直後に起きた。危険な状態が20分以上も放置されていたことになる。
ふじみ野市の無職男性(29)は「ここは利用者に1時間ごとに休憩を取らせ、監視員が設備を点検していた。何を確認していたのか」と憤る。プールの補修・点検を行う県内の業者は「ふたが外れた時点でポンプを止めていれば、事故は防げたかもしれない」と話した。