from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

お昼に6元のチャーハンを食べていると、空いた前の席に男性が二人座った。その一人の男性だけが注文をした。全部で9元の注文だった。もう一人の男性はなんで注文をしないのかなと思っていたら、日本語で話し出した。日本人だったのだ。タクシーで忘れ物をして、どうしたらその忘れ物を取り戻せるかをもう一方の中国人男性に聞いていた。

帰り、ひまわりの種の入ったビニール袋を手に持って、ひまわりの種を食べながら、歯で割った殻を次々と路にばらまいて行く女性とすれ違った。

地下鉄の駅の階段を下りていくと、ギターの音と歌が聞こえてきた。歌は日本語だった。顔を見たが日本人の若者かどうかは分からなかった。

階段をさらに下りていくと、いつも二胡を弾いている物乞いの人がいた。相変わらず、音程が外れていた。

1元バスを2つ見送り、2元バスに乗った。案の定、途中で先に行った2台の1元バスを追い越した。降りるバス停が近づいたので、席を立って降り口付近に行った。バス停に来たので停まると思いきや、運転手の女性ドライバーは、ちょっと声を掛けただけで、停まらずに次のバス停までバスを走らせた。声を出す暇もなかった。