from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

耐震偽造(7)

サンスポ『姉歯元建築士、弁解に終始「支店長から圧力…弱い自分がいた」』。

「本来やってはいけないと思っていましたが、弱い自分がいて、現在に至りました」
「当時、仕事の90%を木村建設から請け負っていた。鉄筋を減らさないと仕事を一切出さないと言われた」「これ以上の削減は無理です、と何度も言ってきたが、篠塚氏から『予算に合わないから』と言われた。『設計事務所は他にいくらでもある』とも言われた」
建築士の誇りもあり、絶対にやってはいけないと思っていた。だが病気がちの妻が入退院を繰り返しており、断ると限りなく収入がゼロになってしまうので、葛藤(かっとう)があった。弱い自分がいたといいますか…仕事がなくなってもいいと何度も思いましたが、弱い自分がいて、それができずに現在に至りました」
高級外車ベンツなど2台を所有。11月24日の国交省の聴聞にもベンツで現れた。
ジャーナリストの大谷昭宏さん
姉歯氏の証言で木村建設が偽造を主導していたことがはっきりした。偽の診断書を1回書いてしまった医者が骨までしゃぶられたようなもので、被害者とは言い難いが、姉歯氏が歯車として周囲に利用されたことは事実だ」

そのときは別人格の自分がいたというのは誰かも言っていた。社会性をなくした人の犠牲になることをどう考えればいいのか。