NHKニュース。
中国国営の新華社通信によりますと、湖北省十堰市で8月中旬から断続的に降り続いた豪雨で、これまでに28人が死亡し、数千ヘクタールの農地が水につかり、今も市内の交通や通信がマヒしているということです。中国では、今年6月にも南部の広東省や福建省などを襲った豪雨で、120人以上が死亡するなど洪水などによる被害が相次いでおり、中国政府は、30日、今年に入ってからの犠牲者が1024人と1000人を上回り、今も300人近くが行方不明になっていることを明らかにしました。中国政府は、ことしこれまでの経済的な損失は1000億元あまり、日本円にして1兆4000億円近くに上り、7年前、長江流域の大規模な洪水などで4000人以上の犠牲者を出して以来の大きな被害規模になっているということです。
読売新聞。
アジア開発銀行(ADB、本部・マニラ)は30日、アジア地域で1日1ドル足らずで生活する極度の貧困層が、2003年に6億2100万人と、この地域の途上国人口の19・3%を占めたとする「ADB主要指標2005」を発表した。
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極貧層が多いのはインドの3億2700万人、中国の1億7300万人で、2か国で全体の80・5%を占める。90年より中国の極貧層が2億人も減ったことで全体が大幅に改善した。ただし、バングラデシュ、カンボジア、ウズベキスタンなどで極貧層が拡大している。