from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

透明水彩絵の具を買いに行った

妻が「子どものいのちを育むシュタイナー教育入門 (Gakken ECO‐BOOKS―地球市民として暮らす)」を読んで、子どもに「ぬらし絵」を書かせたいというので、透明水彩絵の具を買いに吉祥寺まで出かけた。ロフトに行って、赤、青、黄の絵の具と絵筆を買った。同じ売り場に、「はこでん」という紙を折って電車を作る段ボール・クラフトが売っていて、子どもが欲しいと言い出した。妻が買ってあげたらというので、子どもに選ばせ、「EF66寝台特急ブルートレインあさかぜ」を買った。
ロフトを出たら、お昼近くになっていたので、弁当を買って、井の頭公園まで行った。天気がよくなかったせいか、それほど人出は多くなく、ベンチが空いていて、井の頭池を眺めなら、弁当を食べた。子どもが「あれなあに」と言って、指差した。最初は何のことか分からなかったが、ようやく桜の枝を支えている支え木だと分かった。一応説明したが、分かったのかどうか。
食べ終わって、野外ステージで顔面紙芝居をやるというので、見に行った。ピカさんというおじさんが紙芝居風の枠に顔を出して、「かまきり」「さまよい」「桃だろう」「北風と太陽」「失われる世界―21世紀(第一章)」などとタイトルがついたものをやった。どれも大して面白いとは思わなかった。子どもは「かみしばい、いつはじまるの?」と最後まで言っていた。保育園でやってもらっている紙芝居と違うので、分からなかったようだ。
帰りのバスではお決まりのように子どもが寝た。うちに着くと起きて、早速「はこでん」を作ってと言ってきた。眠いんだけどと思いながら、渋々作り出したが、意外に難しくなかなか組み立てられなかった。
昼寝をしていた妻が起きてきて、ベランダで子どもと「ぬらし絵」を始めた。色が変化するのが面白いようであった。
夕食後、子どもが退屈そうにしていたので、雨の中、体育館に連れて行った。プレイコーナーに同じ3歳の男の子がいて、そのうち一緒に遊びだした。どちらかがやることをそっくり真似て遊んでいた。どちらがリーダーシップをとってやるというのではなく、いつの間にか役割が交代して、見ていて面白かった。そのうちあと二人、男の子と女の子がやってきて、4人で遊びだした。楽しそうであった。最初一緒に遊んでいた男の子が帰った後、ちょっと年上の子がやってきて、大きなブロックで電車ごっこが始まった。いつの間にか、うちの子どもが一人離れて、眺めていた。「帰るよ」と声を掛けると泣き出した。帰り道、「どうして泣いたの?」と聞くと、「おにいちゃんにだめだといわれた」と言った。参加させてもらえなくて、悔しかったようだった。