from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

親子遠足の絵を描いた

保育園に着いてすぐ、子どもが「あさって、ママがはやむかえなんだ」と保育士さんに伝えた。「よかったね」と言われるとすごくうれしそうな顔をした。子どもの組の部屋に行くと、親子遠足の絵が貼ってあった。子どもの絵には、三人の顔、ピクニックシート、お弁当、雲、お日様が描かれていた。お日様はオレンジ色だったが、黒のクレヨンの線画の上にブルーの水彩絵の具が塗られているだけ。見た印象はちょっと寂しい感じ。木を描いている子もいたので、「木は描かなかったの?」と聞いてみたが、「かかなかった」と。印象に残らなかったようだ。
7時すぎに子どもを迎えに行くと、ポツリポツリと雨が落ちてきた。今日はみんな迎えが早かったようで、二人しか待っていなかった。「雨が降ってきたから、早く帰ろう」と言うと、もう一人の子どもが「わたしはくるまだからだいじょうぶ」と言った。それを聞いた子どもが「くるま、ほしい。くるまがあるとぬれないでしょ」とうるさく言った。「うちに一杯車があるじゃん」と言うと「ほんもののくるまだよ」と返した。
夕飯を作っていると、「今、三鷹駅」と妻から電話があり、まもなく帰ってきた。夕飯を食べ終わると、妻と一緒にお隣に行った。すぐに妻だけが帰ってきた。親戚の方が亡くなられて、おじいさんしかいなかったようだ。しばらくして子どもが帰ってきて、「なんでむかえにきてくれなかっただよ」と妻に言った。「ありがとうございましたと言ってから、帰ってきた?」と聞くと「いわなかった」と。
ゼリーもっと食べたいと言うから子どもからお茶碗を受け取ろうとすると、子どもが先に手を離し、お茶碗が落ちて割れた。つったたままお茶碗を片づけるのを見た後、泣き出した。