from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

毎日寒くて体の芯まで冷え切っている。うちにいて暖かく感じるのは、布団の中にいるときだけだ。

みんなの風邪も治ったようなので、体を暖めるために、「小南国湯河原日式温泉」というところに行ってきた。名称に温泉とついているが、もちろん温泉ではない。大浴場がある健康ランドだ。

玄関を入っていくと、いきなりロッカーの鍵を渡され、靴をスリッパに履き替えさせられた。そのあと、案内してくれるのかと思って待っていたが、そんな感じではないので、妻にフロントに聞きにいってもらった。1階に大浴場、2階に食堂と休憩室、3階に遊技場があると分かった。

朝ご飯は、餅を焼いて海苔を巻いて食べただけで、お腹が空いていたので、まず2階の食堂に行って、昼食を取ることにした。食堂がある場所は、かなり寝椅子が並んでいる休憩室の片隅にあった。あまり雰囲気はよくなかった。妻は麺、私は子供と一緒に食べられるようにオムライスとワンタンを頼んだ。オムライスは作るのに20〜25分ぐらいかかるといわれたが、待つことにした。麺が来たのは15分後。ワンタンが来たのは25分後。オムライスは40分ぐらいしてようやく来た。どんなオムライスだろうと思っていたが、やはり期待を裏切らなかった。ケチャップがかかった薄焼き卵の間にチャーハンが挟まったものだった。味そのものはそんなに悪くはなかった。最近子供はケチャップを気に入っているので、よく食べた。

ご飯を食べてすぐにお風呂に入るのはよくないと妻がいうので、3階に行った。卓球場があったので、久しぶりにピンポンを楽しんだ。隣にビリヤードが出来る部屋もあり、やってみたが全然入らなかった。

ちょっと汗をかいて、1階に戻り、大浴場に行った。妻と子供と別れて、男風呂の脱衣場にいると、名前を呼ばれた。妻が外で待っているという。出て行くと、2歳以上の男の子は女風呂には入れないといわれたという。仕方なく、嫌がる子供を連れて、脱衣場に戻った。

お風呂の大きさは、日本でよくあるクアハウスの浴場と同じぐらいだった。サウナや露天風呂もあるようだった。下から泡が出ているお風呂に入った。子供を入れようとするが、「はいらない」という。5分ほどかかって説得してようやく入ってくれた。入ったが、端の段があるところに座ったまま、動かない。他のお風呂に入ろうと誘うが「いや」といって断られる。体を洗う場所にはしぶしぶ行ってくれた。頭と体を洗って、元いたお風呂に戻ってしばらく入るが、子供が「でたい」というので、お風呂場を後にした。30分ほどしか、お風呂に入れなかった。

着替えて、1階のロビーで待っていると、妻が出てきた。女風呂は韓国人の人が多かったという。喉が渇いたので、2階の食堂に行き、スイカジュースと緑豆ジュースを飲んだ。

フロントで会計をしたら、全部で230元だった。入場料は一人48元、あとは食堂で飲み食いした費用。

上海関連の掲示板では清潔じゃないと書き込みをしている人もいるが、不潔とは感じなかった。とにかく暖まったので、また来てみたいと思った。