from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

14日の夜11時近くに上海の浦東空港に着いた。小雨ぱらつく中、無口の運転手のタクシーで浦東のホリデーインに着いたのはちょうど12時。

翌朝起きるとまだ雨が降っていた。朝食をとってすぐにタクシーでこれから住むアパートに向かった。

アパートに着くと、すでに大家さんが待っていてくれた。頼んでおいたNHKBSの受信手続きや家賃などを支払う。

それから、在留届を公安に出しにいったり、日用品の買いものをしたりして、忙しい時間を過ごして、クタクタになった。

次の日もその次の日も生活基盤を作る作業に明け暮れた。こんなときに2歳半の子供がいると本当に大変である。ゆっくり買い物をさせてくれない。構わないとぐずるし、すぐにどっかにいってしまう。

昨日ようやく日用品が一通り揃い、なんとか生活ができるようになった。

暗証番号を忘れたために、日本から送金したお金がすぐに下ろせなくなった。上海人の保証人を立てて申請をし、お金が下ろせるようになるまで一週間かかるという。

HP製のプリンターを買ってきたが、付属のセットアップCDではドライバーがインストールできず、PCからプリントアウトできない。OSが日本語だからのようだ。

ADSLを申し込んだが、インターネットと電話の接続が不安定。

携帯電話機を買ったが、電話番号登録の仕方が分からない。ソニー・エリクソン製で英語版の取扱説明書が付属していることを期待したが、中国語の取扱説明書しか付属していない。妻は中国人なのに取扱説明書を読んでくれない。

などなど、まだまだトラブル続きの生活。

外に出ても、無言で済ますことができるスーパーで買い物をすることぐらいしかできない。

日本から持ってきた電気製品は、パソコンと電気カミソリだけ。

パソコンは、日本で買ってきた200V用の電源ケーブルに交換し、使っている。電気カミソリの充電用ケーブルは取り替えられないので、充電するときは変圧器を介して接続している。心配していたコンセントは全然問題ない。1つのコンセントがいくつものタイプに対応できるようなっているので、日本製の電源プラグも差せる。ただ、兼用なのでしっかり刺さらなくてすぐに抜けてしまう。

こちらに来てから買ったのは、プリンター、電気釜、掃除機、アイロン、トースター。トースターはオマケでもらったもの。テレビ、冷蔵庫、洗濯機などはアパートに備えられていたので、買う必要はなかった。

電気釜は、パナソニック製を買ったが、ちゃんと美味しいご飯が炊けている。掃除機は、ハイアール製のハンディなすごく安いもの。ゴミの溜まるエリアが狭いので、3日1回ぐらいは掃除機の掃除が必要だ。アイロンとトースターはまだ使っていない。トースターは、美味しいパン屋が見つかるまで使えない。