from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

食品被害は広がる一方

福島民友ニュース「汚染疑い肉牛流通拡大、肩落とす県 予測甘さ認める

放射性物資に汚染された稲わらを与えた牛を出荷していた県内の肉用牛農家は、福島第1原発から100キロ以上離れた喜多方市会津坂下町を含め10市町の14戸に上った。18日、肉用牛農家の稲わら調査の結果を発表した宍戸多加志県農林水産部技監は「目に見えず広がっている放射性物質汚染の怖さをあらためて認識した」と語り、肩を落とした。
 喜多方市の肉用牛農家は県の立ち入り調査で、「会津の自分のところで放射性物質が出るなんて思わなかった」と話したという。
 県農林水産部は、原発事故による野菜の出荷停止を機に、放射性物質の汚染対策を進めた。農地の汚染状況も調べ、全県での放射性物質の影響を把握したはずだった。宍戸技監は「県がデータを持っていて予測できなかったことを申し訳ないと思う」と述べ、認識の甘さを認めた。