from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

学芸会の1日目だった

samso2008-11-15

7時前にS君が起きてきて「ママ、きた?」と聞いてきた。妻がメールして迎えに来なくていいと言ったから来なかったと伝え、「迎えに来てくれるように電話する?」と言うと、「うん」と答え、電話した。すぐにS君のママが迎えに来て、帰って行った。
7時過ぎに息子を起こす。何回か声を掛けて、ようやく起きた。「今日は何を持って行くの?」「わかんない」「聞いてなの?」「きいてない」「今日は学芸会を見るんでしょ?」「うん」。とりあえずランドセルに国語と算数の教科書を入れされ、朝食。8時前にランドセルを背負って、学校に行った。しばらくして玄関のドアが開いた。息子だった。「てさげにいれてきてっていわれたのをおもいだした」と言って、ランドセルに入れた教科書を手提げ袋に入れ替え、うちを出て行った。
10時過ぎに図書館に行った。天気予報では、曇りのち雨だったが、晴れ間が出ていた。11時半頃まで図書館にいて、うちに戻った。
息子が帰ってきたら医院に連れて行くと妻が言っていたが、医院が1時までしかやっていないと分かり、処方箋だけもらえないか聞いたら、くれるとのことで、急遽医院に行ってと頼まれた。妻が作った昼ご飯を急いで食べ、自転車で吉祥寺に向かった。まだ晴れていた。医院の受付で処方箋を受け取りに来たことを告げた。15分ほど待って、処方箋を受け取り、薬局へ。薬を受け取り、うちに向かった。妻に電話して、息子が帰ってきたかどうか尋ねた。まだ帰ってきてないと言うので、学校に向かった。出口に着くと、子どもたちがぞろぞろ出てきていた。しばらく待っていると校庭に息子の姿が見えた。友だちとふざけていて、なかなかやってこなかった。帰り道、学芸会の感想をいろいろ言ったが、見てないのでよく分からず。楽しんだようだった。
うちに戻って、昼ご飯を食べさせた。2時過ぎ、妻が息子を水泳教室に連れて行った。図書館で借りてきた「浮世の画家」を読んで時間を過ごした。
5時前に電話してきて、息子がカレー屋で食べたいと言っていると。外に出ると路面が濡れていた。雨が降ったようだった。約束した5時にカレー屋に到着したが、まだ来ていなかった。電話するとまだバスの中だった。10分ほど待ってまだ来ないので、注文しようかと考えて、メニューを見ているとやってきた。豆カレー、チキンカレー、キーマカレー、ナン、チャパティ、ライスを注文。キーマカレーは正解で思った以上に美味。息子はナンを食べ過ぎ、チキンカレーを残した。
うちに戻って、「浮世の画家」の続きを読んだ。
妻が風呂に入りたいと言うので、お湯を入れた。息子はお風呂からなかなか出てこず、遊んでいた。本を読んでいると、邪魔をしに来た。「学校で借りてきた本を読まないの?」と言うと「ほん、よんで」。

ワニになにがおこったか

ワニになにがおこったか

息子が寝てから、「浮世の画家」を読み終えた。これは小津安二郎の映画を観ているようであり、川端や谷崎の世界に似ているようなと思いながら読んでいたら、訳者の後書きにイシグロが影響を受けた中に三者の名前があった。この小説でも「思いのずれ」が主要なテーマになっているように思われた。ただし、終わりに近いところから急に主人公の老人画家小野が物分かりのいい老人に変心したように思え、ちょっと納得がいかない。翻訳で気になったのは、自分の姉さんのことを「節子」を呼ぶところ。英語では、「Setsuko」なんでしょうが、日本語なら「姉さん」とか「節子姉さん」でしょ。