from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

死の海

NBonline中国のアブナイ環境〜唯一の内海が“死の海”に」。

[1] 渤海に注ぐ排水口の9割が環境基準を超えた汚水を排出しており、年間の汚水量は40億トンを超え、海面の深刻な汚染は4年間に2倍近く増大した。
[2] 2002年から2006年の5年間に、天津管轄の3000平方キロメートルの海域で発生した赤潮被害面積は、それぞれ10平方キロメートル、100平方キロメートル、720平方キロメートル、750平方キロメートル、860平方キロメートルと増大の一途をたどっている。
[3] 国家海洋局の『2006年中国海洋環境品質報告』は、渤海で“クリーン基準”に達していない汚染海域の面積は2万平方キロメートルに及び、渤海総面積の26%を占め、中国の4つの海(渤海黄海、東海、南海)の中で汚染海域の比率が最も高い。
[4] 渤海では現在一定規模の群れを形成する魚類、貝類、カニ類は全くおらず、産卵場所は100%汚染されている。このため、過去20年間に30種以上の生物が減少し、かつて豊富に獲れた車エビ、黄花魚(=キグチ)、マナガツオ、鳳尾魚(=エツ)、ボラなども絶滅あるいは危機に瀕している。
[5] 専門家は、「もし今すぐに果敢な措置を取らねば、渤海は10年後には“死の海”と化す」と悲痛な叫び声を上げている。