from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

純正品の購入率は1%以下

BPnet「中国の携帯電話が抱える“爆弾”」。

携帯電話の電池も人を死に追いやる爆弾になるのか?
2007年6月19日、甘粛省金塔県の22歳の電気溶接工、肖金鵬さんが携帯電話の電池の爆発で死亡し、人々を震撼させた。
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498元、100元、55元、25元、5元!
これらはいずれも、中国最大の携帯電話と部品の集散地である深セン華強北遠望デジタルタウンと明通デジタルタウンで販売されているノキアの携帯「Nokia3250」用電池の価格だ。5種類の価格には、およそ100倍もの大きな開きがある。
また、外観がよく似たこれらの電池に、価格やメーカーの違いにより、それぞれの「呼び名」がある。すなわち、「純正品」「準純正品」「高級模造品」「正規互換電池」「工場出荷品」である。
卸売業者や仕入れ業者、一般消費者で込み合う広い売り場では、千を超える大小さまざまなカウンターに商品が並んでいる。その中で最も目につくのが携帯電話の電池だ。買い手はその場で値段交渉して、キャッシュで支払い、領収書も要求しない。
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経営者によると、高価な純正品を買いたいという顧客は「1%にも満たない」という。価格の高さが最大の原因だが、これは同時に、販売店の経営者たちにビジネスチャンスをもたらしている。すなわち、「純正品」を専売店よりはるかに安く販売する一方、もっと広く売れるさまざまな「高級模造品」や「工場出荷品」を小売も卸売もするというものだ。卸売の対象は、主に中国本土の各都市から深センへ「商品あさり」にやって来る電子機器の卸売業者や携帯電話のOEMメーカーだ。