from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

妥当な値段で妥当な品質

nikkeibp.jpビジネススタイル/中国/莫 邦富の中国ビジネス指南 日系企業は“竹”商品作り目指せ、現地設計・開発・調達・製造で」。

いま、中国人の周りを見渡すと、日本の製品は急速に減っている。携帯電話機、パソコン、MP3プレーヤー、エアコンなどは日本ブランドが少ない。唯一、日本の存在感を守っているのはデジタル・カメラだ。
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この現象について、多くの日本人の製造業経営者と議論を重ねてきた。彼らは日系企業はより付加価値の高い商品を作るべきだと言う。上中下という三つのランクがあるとすれば、中以下は人件費が低い中国企業とは戦えないから切り捨てるしかない。日系企業は得意の技術を生かしてハイレベルのものを作ろう。そうすることで高い収益率を維持できる。多くの日本人はそう主張し、そしてそう信じてきた。
携帯電話を見れば分かる。日系は高級機種の販売に全力をつぎ込んだ。しかし、それでも中国市場を制覇できなかった。それどころか、中国市場からやむなく撤退することになってしまった。高級機種を武器に中国市場における自らの地位を維持することは難しい、ということが証明されたようだ。
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これからはある程度の妥協をして、妥当な値段で妥当な品質の竹商品を作り、消費者の裾野を広げるべきだ。
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竹商品製造のキーポイントは、業種ごとの竹商品のための裾野産業を育成しようという現地政府、現地大学、現地企業との協力的創造(協創)が必須条件だ。現地部材の採用などがその例として取り上げられた。
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とにかく、中国人技術者と中国産材料を使って開発・設計し、中国人が安い設備を使って、中国で生産すると言うことの重要性を再三強調した。