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イラク「内戦ではない」 米大統領が記者会見

cnn.co.jp『イラク開戦から3年、「内戦状態」めぐり議論』。

バグダッド(CNN) 米英軍による対イラク開戦から3年を迎える20日を前に、イラクが「内戦状態」に陥っているかどうかをめぐり、同国と米国の当局者らが、それぞれの立場を主張した。イラクでは先月から、イスラム教シーア派とスンニ派の抗争が激化している。
イラク暫定政府のアラウィ前首相は19日、英BBC放送とのインタビューで「国内では今、毎日平均50−60人が命を失っている。これが内戦でなくてなんだろう」と問い掛けた。アラウィ氏はまた、「事態が後戻りできない段階に達しているわけではない」とした上で、「その段階まで行ってしまったら、新政権作りの努力が水泡に帰し、宗派間の対立が地域全体に広がる。欧米諸国も暴力に巻き込まれることになるだろう」と述べた。
これに対し、米国のチェイニー副大統領は、米CBSテレビの番組で「テロリストは必死になってイラクに内戦を引き起こそうとしているが、成功していないようだ」と主張。イラク駐留米軍のケーシー司令官も、CNNとのインタビューで「内戦からは程遠い状態だ」と述べた。
イラク情勢をめぐっては、米議会でも意見が分かれている。与党・共和党の中でもイラク戦争への反対姿勢で知られるチャック・ヘーゲル上院議員(ネブラスカ州選出)は、米ABCテレビで「イラクでは過去6カ月間、あるいは1年間にわたって、軽度の内戦が続いている。これは米軍司令官らから直接聞いた声だ」と語り、米国は「現状から逃げたり、事実をごまかしたりしてはいけない」と主張した。