from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

警備会社=傭兵会社

CNN.co.jp「ブラックウォーター事件、目撃者2人が惨劇を語る

米警備会社ブラックウォーターUSAの従業員が先月16日、イラクの首都バグダッド市内の銃撃戦で民間人を死亡させた事件で、当時現場で交通整理をしていたイラク人警官が1日、CNNに対して、民間人に発砲したブラックウォーターの警備員らが「テロリストに攻撃されていないにもかかわらず、テロリストと化した」と語った。

JMM『「ブラックウォーター異聞」オランダ・ハーグより』から。

ブラックウォーター社の創設者はエリック・プリンス氏という。海軍上がりの共和党の支持者で、前回と前々回の大統領選挙では、地元のミシガンから20万ドルほどの寄付をした。その功績で、ブラックウォーター社は入札にかかることなく、いいですか、もう一度言いますよ、入札にかかることなく、国務省の要人がイラクを訪問滞在するときの護衛業務を受注してきているのだというのであります。
国務省からの契約は、ここ数年で10億ドルほどに及ぶという。20万ドルの投資で10億ドルのリターンね。5千倍のリターンだ。そんな投資がこの世に存在しているのです。すごいものです。
ブラックウォーターが国務省に請求する警備員ひとりあたりの日当は、1200ドルほどである。イラクの危険度を考えると,一日15万円はけっして高すぎる賃金ではないとは思いますが、では米軍の兵隊さんたちはいくらの給料なのだろう……。
民間の警備会社の給料のほうが魅力的なので軍籍をはなれ、ブラックウォーターに仕事を求めてくる兵士たちがずいぶんいるのだということです。
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現在、イラクには米国政府の外注契約をうけている民間人は18万人ほどおり、そのうち警備関係者は3万人ほどいるのだそうです。ブラックウォーター社もそうした外注契約の会社のひとつでですが、なぜこんなに多くのボディーガードたちがイラクにいるのだろう。

WIRED VISION『「傭兵会社」ブラックウォーター:日本でも警備業務

イラクでの民間人への発砲や武器の不正輸出疑惑などが問題になっている、民間警備会社米Blackwater社。日本でも、米Raytheon社スタッフと合わせて約100人が業務についている。
米Blackwater社に雇われたガンマンが歩き回っているのはバグダッドニューオリンズの街中ばかりではない。
Blackwater社のスタッフは実は日本にも入っていて、この国にある、議論の多い弾道ミサイル防衛システムを警備している。
Stars and Stripes』紙によると、日本海に面した人口5500人の小さな村落、つがる市車力地区(旧車力村)で、約100人が米国政府との契約のもとに『AN/TPY-2』レーダーを扱う任務に就いているという。