from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

江ノ電に乗りに行った

samso2006-03-18

朝、妻にインド人宅に電話をさせると、インド父は昨日の夜遅く帰ってきたという。
妻と子どもが山梨に行く予定にしていたら、訪問先の赤ちゃんの体調がよくないというので中止した。子どもは特急かいじに乗れると思っていたのでぐずった。昨日、その代わりに「鎌倉に行って江ノ電に乗る?」と言ったら渋々納得。最初はJRで鎌倉駅まで行ってと思っていたが、インターネットで調べてみたら、小田急藤沢駅まで行って江ノ電に乗ることもできると気がついた。風邪で体調不良だったが、江ノ島・鎌倉フリーパスという割引切符もあることが分かり、小田急で行くことにした。小田急だったら、前から乗りたいと言っていたロマンスカーで行ってみようかと「ロマンスカーに乗る?」と言うと大喜び。ロマンスカーのホームページを見せると、最新型のVSEがいいと言う。時刻表を調べてみると、藤沢方面に行くVSEはないことが分かった。藤沢方面に行くロマンスカーの本数自体が少なく、ちょうどいい時刻にロマンスカーに乗れないと分かったので急行で行こうと子どもに伝えると、拗ねた。
朝起きてみると、風邪のため体調がよくなかったが、子どもに鎌倉に行くといったものだから、行かないわけにいかず、9時半過ぎにうちを出た。新宿駅に着いて小田急乗り場に行くと、オモチャの電車を走らせているコーナーがあってそこに子どもを連れて行って、旅行センターに江ノ島・鎌倉フリーパスを買いに行った。子どもがオモチャの電車を欲しがるかと思ったが、売っているように見えなかったようで、すんなりコーナーを離れた。ホームに着くと、赤い7000形が止まっていた。「乗りに行く?」と誘ったが、「いかない」と言って拗ねて座り込んだ。ホームに入ってきた急行に乗ると「かっこよくな〜い」と言った。
藤沢駅まで約1時間。子どもは途中で寝てしまった。藤沢駅に着いて江ノ電の駅に向かおうとすると子どもが「あるきたくな〜い」と言って座り込んだ。説得して歩かせ、江ノ電藤沢駅に着いて電車を見ると喜んだ。電車が動き出すと「うんてんせきがみたい」と言って席を立って一人で行ってしまった。一番後ろの車両だったので、運転してところは見えなかったが、運転席と前方の景色が見えたので満足げだった。
長谷駅で降りて、大仏を見に行くことにした。12時半を過ぎていたので、駅の近くにあったスペインレストランでパエリアを食べた。子どもも気に入ったようで、店を出るときに店員さんに「またきますからね」と挨拶をした。それまで晴れていたのに外に出ると曇っていた。
大仏に着くと、思った以上に大きかったようで、「おおきいね」と言った。2歳ぐらいときに着たときは怖いと言っていたが。「だいぶつはほんものじゃない」と言うので「本物だよ」と答えると「だって、うごかないでしょ」と言う。「みんなが帰ったあと夜になると、供え物の果物を大きな口を開けて、食べるんだよ」と言うと信じたようで、近くに来た親子に「みんながかえったら、くだものたべるんだって」と言った。

子どもがしっかり歩かないので無理矢理引っ張って狭い歩道を歩いて長谷駅まで戻り、また江ノ電に乗った。今度は先頭車両の運転席のすぐ後ろのところに陣取った。子どもは、「しんごうかわったけど、ゆびさしてんこしなかったね」「なんでうんてんしゅさんがおりるの?」「ろめんでんしゃになるはどこ?」などと言いながら、運転手の動作と前方の景色を真剣に見つめていた。
江ノ島駅で降りて、新江ノ島水族館に向かった。通りの店先に興味があるものが目に止まると立ち止まって動かないので、水族館に着くのに30分ほどかかった。水族館に着いたのが3時前で順路を歩きながらパンフレットを眺めていると3時からイルカのショーがあると分かったので、一番奥のショースタジアムに急いだ。スタジアムに着くと、人とイルカのコラボレーションショー「ドルフェリア」というのが始まっていた。妙な衣装をまとった女の子が4人いて、ミュージカルのようにおしゃべりをしながら踊っていた。子どもはそれなりに喜んでいたが、イルカのパフォーマンスが少なくてちょっと物足りないショーだった。
ショーを見終わってから、クラゲが泳いでいるをしばらく眺めてから、大水槽のところに戻った。2mはあるシノノメサカタザメが気に入ったようで、30分ほど眺めていた。

また、イルカのショーが始まる時刻が近づいたので、ショースタジアムに向かった。スタジアムがある場所に行くと、雨が降っていた。今度のショーはウエットスーツを着た女性と男性が出てきて、アシカのショーのあと、ノーマルなイルカショーが始まった。はやりこちらのショーの方がイルカが活躍する場が多くて、見応えがあった。

ショーのあと、お触りコーナーに行って鮫肌を触らせたあと、ペンギンを見たいと言うのでペンギンがいるところに連れて行って、館をあとにした。外は雨が降り、強風が吹いていた。子どもを抱っこして片瀬江ノ島駅に向かった。20分後にロマンスカーがあったので、予約。隣におばあちゃんにお土産を買いたいというので、近くにあったお土産屋にいくがろくなものがない。結局、無難なサブレを買った。
電車に乗るとしばらく喜んでいたが、寝てしまった。新宿駅に着く手前で起こすと「おりるのはやすぎる」とぐずった。
阿佐ヶ谷の駅ビルに美味しいラーメン屋があると妻が言うので、帰り阿佐ヶ谷駅で降りてそのラーメン屋に行った。月並みな味だった
うちに帰ってきてすぐに、妻と子どもはお土産を持って、「ちょっと行ってくる」と言ってお隣に行ってしまった。