平川秀幸研究室blog「国内流入の米産牛肉を業者に自主検査要請」
読売新聞は一昨日21日の社説で次のように述べている。
ただ、米国では、食肉処理に当たる作業員の技術が一定せず、危険部位の除去が完全に行われるかなどについて、疑問視する声が根強かった。今回、その懸念が当たった形だ。
だけど、去年の5月、まさに「疑問視する声が根強かった」頃、査察はもちろんのこと、食品安全委員会での米国牛肉のリスク評価さえ行われていない段階で、同紙の社説はこう述べていた。
米国の対応策は、日本が牛肉の輸入再開を認めるのに必要な条件をほぼ満たしている。食品安全委員会は迅速に結論を出すべきだ。
まぁ、別の人が書いているのかもしれないけど、同じ新聞なんだから、前言を翻すなら、「以前の同社の判断は間違っていました」くらい書いて欲しいものだ。ま、こういう健忘症は読売さんに限られたことではないけどね。