from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

小泉さんを支持した理由

読売新聞『自民へなぜ投票…「小泉流の決断に賭けた」』から。

「郵政以外の改革も進むはずだから」
郵政民営化は関心がない。小泉さんが頑張ろうとしている姿にひかれた」
「小泉さんは、郵政民営化を断固やり遂げるという姿勢がはっきりしていた。『刺客』を送り込む手法も政策のためには仕方ない」
自民党に入れた理由はただひとつ。郵政民営化を早く実現してほしいから。民営化すれば株式市場も活性化する。私の1票を力にしたい」

毎日新聞民意を恐れよ」から。

自民の地滑り的大勝利の構造要因は、現行の小選挙区比例代表並立)制度にある。1選挙区に当選者が1人しか出ないこのシステムは、民意を集約する。国民意識の微妙な変化を敏感にかぎ取り、勝ち負けを増幅し、政策実現に力を与える。
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自民党は、右から左まで幅広い考え方からなる緩やかな地方中心の伝統的保守政党から、強力な小泉イニシアチブの下、郵政民営化に純化した都市型の新保守主義政党に衣替えした。
小泉劇場は確かに面白かった。

毎日新聞衆院選:自民圧勝、得票率と議席数がかい離する小選挙区制

今回の選挙の小選挙区の総有効投票数は、約6806万票。自民党の得票数は全国総計で、3251万票余り。一方、民主党は2480万票強で、両党の差は約771万票だった。しかし、当選者が1人の小選挙区制度では、次点以下の候補者に投じられた票は、惜敗率として比例代表の復活当選に反映される以外は「死票」となる。当選者が2人以上の中選挙区制と比べ、得票率と獲得議席のかい離が大きくなる特徴を反映、議席数で4倍以上の差がついた。
象徴的なのは、東京都のケース。都内25小選挙区の有効投票総数のうち自民党候補は約50%、民主党候補は約36%の得票だったが、獲得議席数は「23対1」だった。

これが民意の集約か。