from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

中国人の赤ん坊を養子に

小林恭子の英国メディア・ウォッチ「中国から養子」から。

9日付のファイナンシャルタイムズの東京版に、ジョージ・ワシントン大学の経済学の教授ロバート・ダン氏の論文が載っている。日本の少子化現象を解決するにはどうするか?を書いたものだ。中国から子供を養子にしたらどうか?というのが教授の提案だ。
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「20年―30年前には、米国の中国人は差別されていた。移民に関して厳しい規制が課され、米国に来てからはチャイナタウンと呼ばれるようになる場所に大部分が住み、比較的単純作業に従事していた。中国系アメリカ人の学校での好成績や仕事での活躍から、中国人に対するこうした態度はなくなっていった。アメリカでは、中国は、養子をもらう国の中でも、最も人気のある国となった、大概は中国人の女の子が好まれるが。」
「中国人の赤ん坊を養子にするには約2万ドル〔注:日本円で約200万ぐらいか〕もかかるが、少女たちを養子にするのは金持ちの家庭だ。大概が一人だけが養子となり他に兄弟がいない状態で育てられ、エレガントな人物に育ち、かなりの資産を受け継ぐ。生まれ育つ環境という要素と、学校での成績が良いことが多いため、アメリカ人の女性たちの中でも、パワフルなグループとなるのが中国系アメリカ人の女性たちだ」

杭州に旅行に行ったときに泊まったホテルで、中国人の子どもを連れたすごい数のアメリカ人の団体を見かけたが、こういう背景があったか。