from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

郵政民営化すれば本当にいい世の中になるの

SAVA95さんが郵政民営化に関する内橋克人さんのインタビュー記事(東京新聞)を紹介されている。
『「民」というが、国民、市民の「民」ではなくて、民間資本の「民」であり、巨大企業にビジネスチャンスを与え、それを経済の活性化につなげるという論理です』。まったくそのとおりだ。
『分かりづらいのは当たり前で、小泉さんも分かっていないんじゃないか』小泉さんほど分からない首相はいないね。私には全然理解できない。自分がやっていることが分かっていない人だから、理解できないということか。小泉さんは強気でいられるのは唯一の頼みの綱である支持率が大きく下がらないからだ。小泉さんを支持している人たちは小泉さん理解しているの?
東証一部上場企業は実に八十兆円の巨額の現ナマを預金として遊ばせている。しかも十六兆円ずつ毎年増えている。そういう現実とすう勢の中で、郵貯資金を民間に流したからといって、生かせますか』。このことは知らなかった。リストラのお陰だろう。
JR西日本の事故の責任が国鉄の民営化を断行した中曽根さんに及ばないように、将来「過疎地の郵便ネットワークを維持」できなくなったとしても責任は小泉さんには及ばないだろう。「私はあのとき『過疎地の郵便ネットワークをしっかり維持してほしい』と言ったんですがね」と残念そうに答えるだけだろう。