from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

ATS整備計画

NHKが

新型のATSが導入されるのは、東海道線上越線、それに篠ノ井線など首都圏や長野県を走る20の路線のあわせて850キロの区間で、JR東日本は7年後の平成24年度までに整備を終える計画です。山手線や京浜東北線など首都圏の主な路線では、すでに新型のATSやATC=自動列車制御装置が整備されており、これによってJR東日本在来線のうち48%の区間で電車の速度を制御する対策がとられることになります。また、JR東日本はカーブでの速度オーバーを防ぐために国が義務づけたATSの整備を、平成21年度までにあわせて820か所のカーブで終えることしています。このほか、JR東海も来年度末までにあわせて51か所のカーブにATSを整備することにしており、脱線事故を起こしたJR西日本も含めJRの主な3社のATS整備計画が出そろったことになります。

と報じていた。事故を起こしたJR西日本は、「安全性向上計画」というのを公表していて、「安全をバックアップする運転保安設備の整備」だけでなく、色々な対策を講じているようだが、JR他社は、「ATS整備計画」があるだけ?JR東日本のWebサイトに「JR東日本の取り組み」>「安全」というページがあるが、JR西日本の事故を踏まえた対応策はまったく掲載されていない。JR東海のWebサイトには、「企業情報」>「安全対策」というページがあるが、「システムの改善、車両・設備への最新技術の導入推進」をアピールしているだけ。JR北海道、JR四国、JR九州のWebサイトでは、安全に関するページが見つからない。JR西日本の「安全性向上計画」にあるような「人材育成・教育制度の見直し」とか、「情報伝達・共有のあり方の見直し」はJR他社でもやらないといけないことだ。自分たちの組織は大丈夫とでも思っているんだろうか。そういう取り組みはやろうとしているが、公にしていないだけ?公言した方が社員の安全意識が高まるし、乗客の理解も得やすいと思うけどね。