wsj『原発のない日本は「集団自殺」するようなもの=仙谷氏』
原子力発電所のない日本はどのようなものか?民主党の仙谷由人政調会長代行は16日名古屋市内の講演で、これを「集団自殺」にたとえた。
まさに福井県の大飯原発の再稼働が衆目を浴びる中でのこの比喩(ひゆ)に、多くの人が眉をつり上げた。
仙谷氏の発言は同党の方針を繰り返したものだが、言い回しが強烈だった。「電力なしに生活できないことは、昨年の東京電力の計画停電騒ぎで極めて明らかだ。原発を一切動かさないということであれば、ある意味、日本が集団自殺をするようなものになる」と述べた。
枝野幸男経済産業相は17日の閣議後会見で、国内で稼働する原発が「一瞬ゼロになる」と発言したことについて、「少なくとも、いったんはゼロになると言うべきだった。大変恥ずかしく申し訳ない」と述べ、発言を撤回し、謝罪した。