from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

漏らした

クチナシの花

蒸し暑い朝。
今日も息子は起きてこない。洗濯機を回し、朝ご飯の支度をし、朝ご飯を食べてから、息子を起こした。息子がフラフラと起きてきた直後、ピンポン。ちょうど着替えていたので、息子を玄関にやらせた。着替えてから見に行くと、息子がいなかった。シルバー人材センターの人に見つからないように隠れたようだった。「何やっているの!」。布団の中から這い出してきた。洗濯物を干している時間がなくなったので、お願いしてうちを出た。
空はどんよりしていた。電車を降り、神田川沿いを歩いていくとクチナシの甘い香りが漂ってきた。湿度が高いようで、会社に着いたときにはしっかり汗をかいていた。
雨が降りそうで降らなかった。帰宅時もぱらぱらときたが、傘を差すこともうちに着いた。夕飯の支度をしていると、息子が帰ってきて「もらした」。我慢できずおしっこを漏らしたようだった。「こら赤ちゃん!何で?」「おみずいっぱいのんだから」「すぐにシャワー浴びて!」。
食欲がないようで夕飯はあまり食べなかった。「今日は少ないね」「きゅうしょくいっぱいたべたから。それにがくどうでおやつもたべたから」。
「だんぼーる、ほしい」「何するの?」「サーベルつくる」。電話が鳴ったので出ると妻からだった。「朝5時の飛行機の乗るから、もう寝る」と言った。
息子は段ボールを切ることができず、ぐすぐず言った。「アトラスの絵でも描いたら?」「わかった」。しばらくして「できた」。


「深海に幻のサメを追う」で「ゴブリンザメ」を探す番組を見ていたが、9時が過ぎたので「もう寝るよ」と言うと「えっ〜」。渋ったが、寝室に連れて行った。「あつい」。扇風機を回した。読んで欲しいいう「ぐりとぐらとくりりくら」を読むと寝た。