from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

厚生労働省の幹部は知らなかった?

nikkei BPnet「田原総一朗:社保庁解体でも解決しない“消された年金”の行方」。

民主党長妻昭議員がこの「消えた年金」問題について国会で追及しているが、これはおそらく社会保険庁からの内部告発がきっかけであったと思われる。驚くべきことに、長妻議員の追及があるまで、厚生労働省の幹部は社会保険庁にこのような問題があることを全く把握していなかった。
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民主党をはじめ野党がこの年金問題に対する責任追及をしている。しかしあまり責任、責任と言うのは虚しい話なのだ。民主党がしつこく「責任は誰にあるのだ」と言うから自民党は「それは菅直人にある」と言い出した。
基礎年金番号」制度の枠組みを作ったのが当時厚生大臣だった菅直人民主党体表代行であったため菅さんを責め立てているが、実はこれもおかしな話で、この制度を実際に始めたのは菅さんの次に厚生大臣になった小泉純一郎前首相なのだ。
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そもそもこの問題は厚生大臣であった菅さんも小泉さんも知っているはずがない。これは、厚生労働省が把握していない社会保険庁内の問題だからだ。今になって厚生労働省の幹部達は「何でこんなことが起きたのだ」と慌てふためいているのだ。