from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

「Vフォー・ヴェンデッタ」を観た

昨夜妻が帰ってきてすぐに寝なかったものだから、子どもが半睡眠状態で何回も「ママ、ママ」と言うし、咳は出るしで、しっかり寝られず、朝、「あさだよ」って、子どもに起こされた。時計を見ると8時を回っていた。
起きて外を見ると雨。朝ご飯を作って、食べさせていたら、「うんちする」と言ってトイレに行った。なかなかウンチ出たと言ってこないので、「したいけど、まだでない」と言う。しばらく経ってもまだ出ないと言う。仕方なく、妻が座薬を入れることにした。座薬がなかなか入らないようで、子どもは嫌がって泣いた。やっとのことで入ったようで、「パパ、うんちでた」と大きな声を上げた。
朝ご飯を食べ終わって、昨日録画しておいた「もののけ姫」を見た。もうストーリーの断片しか覚えていなかったため、新鮮な感じで見られたが、今回はなんだか中途半端な映画だと思った。なんだか物足りない。トトロは子どもと一緒に何回見ても飽きないのに。最後に「ゲド戦記」の予告版が放映されたが、読んだ頭の中に残っているイメージとかなり違うものを見せられた感じ。もっとおどろおどろしいモノが出てこないと思いながら見ていると「災いの源を探る旅に出た大賢人ゲドは、・・・」と。第3巻の「さいはての島へ」が話の中心なのか。大賢人になる前ののゲドは何処かでちらっと出てくるだけのかな。
妻が定期券を更新するために三鷹駅まで行くというので、一人で吉祥寺で映画を観ると言ってうちを出た。雨が降り続いていて、冷たい雨の中をバス停に着いた。何人か待っていたのですぐにバスがやってくると思いきや、なかなか来ない。20分以上待って来たバスはすでに満員状態。待っていた人を全員乗せずに発車した。バスに乗ってすぐに咳が出だして、往生した。
バウスシアターで「Vフォー・ヴェンデッタ」を観た。観客は6人だった。体調が悪いせいもあって、後半で居眠りをしてしまった。期待通りの映画ではなかった。もっと謎めいたものにすればよかったのに。語りすぎだと思う。近未来の映画のはずなんだけど、近未来感が希薄。ドキドキするような場面もなかった。死を恐れないテロリストと倫理。死を恐れなくなると倫理の前提がくずれる。倫理の基本は、他人が自分と同じ行動をとった場合、その行動を自分が受け入れられるか受け入れないかということ。自分が死んでしまってもいいのなら何をやってもよくなる。そんなことを考えた。
映画館を出てもまだ雨が降っていた。うちに電話すると、昼寝をしていて結局三鷹駅には行かず、これから外食するという。
夕食を食べずに寝た。起きると9時頃だった。