from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

言葉の獲得

子どもが言葉を獲得していくプロセスはまったく分からない。初めて使う言葉でも結構正確に使えるし、応用もできる。4歳にもなると、言葉の類推もできるし、新しい言葉を作ったりすることもできる。
子どもはことばを学習する天才」から

子どもはことばを覚えていくときには、単に大人のまねをしているのではない。また、大人がことばの意味をおしえてくれるまで黙って待っているわけでもない。言語を学ぶために子どもが乳幼児期にしているのは、きわめて複雑で洗練された学習なのである。

これは実感。

言語獲得期における語意学習とカテゴリー認知のメカニズム」から。

こどもは1歳半から6歳くらいまでの間,1 日に平均8 語程度の割合で新しいことばを語に加えていくといわれている.この期間のことばの学習は,新しいことばの意味の定義や用法を教示されるわけではなく,自然と耳に入る会話を聞いて,その会話で使われていることばの意味を推論した上で,学習しているのである.こどもは多くの場合,初めて聞くことばの意味を瞬時に推測し,そのことばの意味のさまざまな論理的可能性を逐一吟味することなく,大筋において正しい推論を行ったうえで,そのことばに暫定的な意味を付与している.このような言葉の意味づけは即時マッピングと呼ばれ,意味の決定においてさまざまな原理が働いていることが心理実験によって確かめられている.