from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

民俗学のリモート授業が終わった

2時半過ぎにトイレ。

7時前に目が醒め、コーヒーを飲んでから、散歩に出た。良く晴れていて、3℃ぐらいの気温。

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8時頃に帰ってきて、朝ご飯。朝ご飯後、洗濯物干し。

9時半から民俗学のリモート授業。柳田國男の「遠野物語」から。切り捨てられようとしていた伝承の民話に光を当てたが、遠野物語を観光に利用したことで、遠野で語り部をやっていた鈴木サツさんは、語り部を始めたことで、土地ことばと通用語のギャップに悩んでいたようだ。それから、怪異の伝承と妖怪の研究。妖怪を研究して何がわかったのか、なぜ妖怪が創出されてかの説明はなかった。河童は水難防止のために創出された?次は、文化財文化遺産との関係。有形のみならず無形の民俗文化財も保護の対象になるようになってきた。最後は、職人の伝承の例として、木地師の話。滋賀県木地師発祥の地があったことはまったく知らなかった。民映研フィルム「奥会津木地師」を見せてもらったが、移住先の山地で倒した木と笹でうちを作り、近くにあるブナの木を倒し、お椀に近い形に切り取った木地を持ち帰って。手回しロクロでお椀を作る映像は職人の技の凄みを感じた。しかし、この技術は今後生かされることはないだろう。

授業が終わってから、受講者から色々質問があって、終わったのは6時過ぎだった。

解凍しておいたローストチキンを温めて、夕飯。

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息子はパスタを作ってから食べると言って、買い物に行った。

ローストチキンを食べ終わってから、息子が帰ってきて、パスタを作って、パスタとチキンを食べた。

武田砂鉄さんが推奨していた『エーリッヒ・フロム 孤独を恐れず自由に生きる』を読み始めた。

誰もが自分は戦争を欲しないといってるのに、なぜ戦争は起きたのか。両陣営とも侵略するつもりはなく、自国領土を保全するだけだといっているのに、なぜ戦争は続くのか。なぜわずかの領土と少数の指導者の虚栄心のために、数百万の兵士が虐殺されることになったのか。戦争は無意味な偶発的事件の結果なのか。それとも、それ自身の法則も従うある社会的、政治的発達の結果なのか。