from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

映画「コクリコ坂から」を観た

samso2011-09-03

6時に起床。今朝も蒸し暑かった。
外はざわざわしていたが、雨は降っていなかった。台風12号岡山県付近にあって、ゆっくり北上していた。
8時過ぎに二人が起きてきて、8時半過ぎから朝ごはん。
サッカーの練習は午後4時半から予定だったので、三人で映画「コクリコ坂から」を見に行くことになっていたが、iPadでHuluで映画・テレビドラマを見られるようにしたら、妻が「デスパレートな妻たち」にハマって、「二人で行ってきて」。
10時45分過ぎにうちを出た。小雨が降っていたが、すぐに止んだ。駐輪場に自転車を預けて外に出ると、また雨が降ってきた。風が強くて、雨が飛んで来るような感じだった。
11時過ぎに映画館に入ると、ガラガラ。息子は「はしがいい」と言って、横出口近くの席に座った。
長い映画予告が終わって「コクリコ坂から」が始まった。主人公の海が起き、二階から降りてくるシーンから。トントントンと降りてくるようにと宮崎駿氏が注文をつけていたが、そんな感じはしなかった。去年見たアリエッティに比べて、全体的にちょっと絵が荒い感じを受けた。わざとそうしているのか、時間がなかったのか。
時代は東京オリンピック開催間近の1963年。横浜の丘の上にある洋館風の大きな建物に住んでいて、下宿屋をやっているようで、海が一番に起きて、住民の朝ごはんの用意をする。ご飯はマッチで火をつけるガス釜で炊いていた。台所はタイル貼り。おかずはハムエッグに味噌汁。食事のシーンで、妹と弟が出てくる。おばあちゃんはいるが両親はいない。
海は学校に行く前に庭に出て、船の信号旗を上げる。少年俊がタグボートに乗っていて、その信号旗を見て、タグボートに信号旗を上げる。ボートを降りると、自転車に乗って、学校に向かう。海も支度を終えると、やってきたお手伝いに挨拶をし、学校に向かう。二人は同じ学校に通っているようで、海は、俊たちが作っている新聞「週刊カルチェラタン」の記事を見て、俊が信号旗を見ていいたことを知る。
「週刊カルチェラタン」を作っている新聞部等がたむろする文化部部室の建物「カルチェラタン」が取り壊しになると聞きつけた学生たちが反対運動をやっている。俊は、生徒会長の水沼と共にその運動の中心人物。反対運動の一環で屋根から貯水池に飛び降りるパフォーマンスをやる。そこに海がいて俊を助ける。
妹の空が俊に憧れていて、俊のサインをもらうため、海は空と一緒に「カルチェラタン」に行く。「カルチェラタン」はすごく汚い場所だった。「カルチェラタン」存続のために、海は掃除をやることを提案し、女性たちを集めて、大掃除を始める。
海は俊に恋心を抱く。しかし、海の家に俊が招かれたときに見せた父が写っている写真を俊も持っていて、俊が養父に確認すると、海の父と俊の父が同じ人物だとわかる。それを切っ掛けに俊は海に冷たく接するようになる。海は落ち込む。
アメリカに行っていた海の母が帰ってきて、父のことを聞くと、父が赤ん坊をもらってきたが、妊娠していて二人は育てられないから、子どもを欲しがっている人のところに持って行ったと聞く。
水沼と俊と海の三人は、「カルチェラタン」存続のために学校の理事長に会うため、桜木町駅から電車に乗って東京に向かう。途中、煙突から煙をはく工場地帯が描かれていた。予約をしていなかったと散々待たされた三人であったが、理事長は話がわかる人で、綺麗に掃除された「カルチェラタン」を見に行くと約束してくれた。
理事長が「カルチェラタン」を見学に来て、「カルチェラタン」を残すと約束する。俊の養父から電話があり、二人の出生のことを知る船長が今入港している大型船にいるから会いに行けと連絡が入る。二人が大型船に乗り、話を聞くと、俊は海の父の知り合いの子とわかる。
映画を見終わって息子に感想を聞くと、「空想の生き物が出てこなかったね」と。面白くはなかったが、つまらなくはなかったようだ。
今失われているように思われる、あの時代のいい部分だけを描いた映画。公害が始まっていたこと、街中では自動車が溢れ出していたことなども描かれてはいるが、ほとんど印象に残らない。若い人はそんなシーンがあったことに気がつかないだろう。海の父が「朝鮮戦争のLSTで死んだ」ということだったが、朝鮮戦争にLST(戦車揚陸艦)を出していて戦争に参加していた事実を初めて知った。知っといてということか。
外に出ると、また雨が降ったようで路面がかなり濡れていたが、雨は上がっていた。息子を寿司を食べたいというので、いつもの回転寿司屋へ。混んでいて少し待って店に入った。息子が食べたのは、いつもと同じマグロとホタテと甘エビだけ。駐輪場に行く途中で、チョコソースクレープ。

帰宅途中、図書館に行くために、息子と別れた。団地で自転車で友だちのうちに行くという息子に会った。友だちの電話番号を妻に教えたか聞くと、教えたと言って、行ってしまった。
帰宅して妻に聞くと、電話番号は聞いていない、そのままサッカーの練習に行くと言って出て行ったと。
ちょっと昼寝をし、団地の集会場へ。参加することになった協議会の説明を受けた。
4時過ぎに帰宅したが、息子はまだ帰ってきていなかった。iPhoneを見ると、悪天候のため、サッカーの練習は中止になると。トイレにいたときに息子から電話があったようで、何で電話をしてこなかったと言ってきたと。
しばらくして息子が帰ってきて、サッカーの練習に行けないと泣きながら怒り、悪態をついた。人のせいにしているので、説教。妻に謝らせてから、市民公園にサッカーの練習に連れて行った。時より雨が降ってきた。サッカーをやっていると野球の練習を終えたS君がやってきて、三人で試合。6時過ぎまでやって、帰宅。
シャワーを浴びて、夕飯。
夕飯後、なでしこジャパンの韓国戦を観戦。1対1だったが、韓国に圧され気味だった。前半ロスタイムに2点目が入った。後半も苦戦。世界陸上にチャンネルを変え、200m決勝を観戦。ボルトはフライングすることなく、1位に入った。記録よりも1位になることを目標に走ったよう。サッカーは2対1のまま終わった。
早く寝るように言ったが息子が寝たのは10時頃だった。