from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

憲法改正論議

TBS News-i「与党、国民投票法案12日採決を提案」。

憲法改正の手続を定める国民投票法案をめぐって自民・公明の与党は、12日に法案を委員会で採決するよう提案しました。これに対し、10日、独自の修正案を提出した民主党など、野党は激しく反発しています。
国民投票法案をめぐる与野党の協議で与党は、「環境は整った」として12日の委員会採決を提案しました。
これに対し野党は、「審議はまったく尽くされていない」と反発、11日改めて協議する事になりました。民主党は10日、国会に独自の修正案を提出し、更なる審議を求めています。
民主党の修正案は、憲法改正以外も国民投票の対象とする事を本則に盛り込んでいるのが与党案との最大の違いですが、自民党の中川幹事長は民主党案の受け入れは難しいという認識を示しています。
与野党の協議が難航するのは確実で、攻防は今週山場を迎えることになります。

NHKニュース「世論調査 憲法改正必要47%」。

NHKは今月6日からの3日間、全国の20歳以上の男女を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDDという方法で世論調査を行い、61%にあたる1177人から回答を得ました。この中で憲法改正の議論に関心があるかどうか質問したところ、「非常に関心がある」が23%、「ある程度関心がある」が51%、「あまり関心がない」が17%、「まったく関心がない」が5%でした。次に、憲法を改正する必要があると思うか尋ねたところ、「改正する必要があると思う」が47%、「改正する必要はないと思う」が20%、「どちらともいえない」が27%で、改正する必要があると答えた人は1年前より5ポイント近く高くなりました。憲法を改正する必要があると答えた人にその理由を聞いたところ、「時代が変わって対応できない問題がでてきたから」が83%と最も多く、次いで「国際社会での役割を果たすために必要だから」が8%などとなっています。逆に、改正する必要はないと答えた人に理由を聞いたところ、「戦争の放棄を定めた9条を守りたいから」が61%、「多少問題はあるが改正するほどのことはないから」が29%などとなっています。さらに、9条を改正する必要があると思うか質問したところ、「改正する必要があると思う」が25%、「改正する必要はないと思う」が44%、「どちらともいえない」が25%で、改正する必要はないと答えた人が1年前より5ポイント近く高くなっています。9条を改正する必要があると答えた人にその理由を尋ねたところ、「自衛力を持てることを憲法に明記すべきだから」が41%、「国連を中心とする軍事活動にも貢献できるようにすべきだから」が38%などとなっています。逆に、改正する必要はないと答えた人に理由を尋ねたところ、「平和主義を貫くことで国際平和に貢献すべきだから」が72%、「アメリカの戦争に荷担するおそれが増すから」が16%などとなっています。

NHKニュース「情報流出はゆゆしきこと」。

自衛隊では、海上自衛隊の2等海曹が、イージス艦に関する情報が記録されたハードディスクを自宅に持ち出していた問題が発覚したのに続いて、新たに陸上自衛隊の松戸駐屯地でも、武器庫の見取り図など内部情報が流出していた疑いが持たれています。これについて、久間防衛大臣は記者会見で、「現在、調査をしているが、昔のこととはいえ、こういうふうにポロポロと情報が流出することはゆゆしきことだ」と述べました。そのうえで、久間大臣は「自衛隊に対しては、パソコンに資料を残さないようにすることなどを念押しをしているが、どうも徹底できていないところがある。何度も徹底するように言っているが、なぜできないのかと思う」と述べ、自衛隊に対し、あらためて情報管理の徹底を指示するなど、再発防止に取り組む考えを強調しました。