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子育ての日々の断片を書き綴る

英政界融資疑惑

くまにちコム「首相側近の電子メール対象 BBCの報道差し止め」。

【ロンドン4日共同】英BBC放送は3日、裁判所の決定で2日夜の放映が差し止められた英政界融資疑惑をめぐる同放送の報道は、首相官邸のブレア首相側近2人の間でやりとりされた電子メールの内容だったと伝えた。
BBCはメールの詳細は明らかにしていないが、首相官邸が疑惑の隠ぺいを図っていることを示すもので、ロンドン警視庁による捜査の核心部分としている。
一方、4日付の英紙サンデー・テレグラフは、メールは首相の資金調達責任者だったリービー上院議員と官邸スタッフのターナー政府関係局長に関連しており、内容が公開されれば警察の今後の捜査に支障をきたす恐れがあったと報じた。

小林恭子の英国メディア・ウオッチ「英法務長官が融資疑惑でBBCの放送差し止め」。

上院資金融資疑惑が出てきたのは、ほぼ1年前。2005年の総選挙で労働党に巨額融資をした実業家12人全員が、首相から上院議員への推薦を受けていた。12人のうち4人が最終的には上院議員にはならなかったが、労働党が「金銭で貴族(=上院議員)の地位を売った・相手に買わせた」のではないか、とする疑念が出てきたのだ。貴族の称号を金銭などを通して授与するのは1925年爵位防止法で禁止されている。