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子育ての日々の断片を書き綴る

農業情報研究所(WAPIC)「オランダで二人目のvCJD死者 なお二人に疑い」。

オランダで二人目となる変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)死者が報告された。ロッテルダムCJセンターによると、ほかにも二人vCJDを疑われる患者がいるという。患者はすべて1990年代に英国からの輸入肉で感染したと見られている。
なおオランダでは、1997年以来、今年10月30日までに82件のBSEが報告されている。
世界のvCJD患者数は、英国:162人(9月1日まで)、フランス:21人(1)(10月30日まで)、アイルランド:4人(2)、オランダ:2人、米国:2人(2)、ポルトガル・スペイン・イタリア・カナダ(1)・日本 (1)・サウジアラビア:各1人の計197人となっている。( )内は英国で感染したと見られている患者の数である。これらのうち、英国で6人、フランスで2人が現在生存している。

この農業情報研究所の北林さんによると、

異常プリオン蛋白質を多量に含むSRM(脳・脊髄など)をずべて除去することは難しい。イギリスでは、脊髄神経節(脊髄から枝分かれして筋肉に食い込む)の完全除去は困難として、30カ月以上の牛を食用に利用することを禁じていた。また、異常プリオン蛋白質を含むか、感染を引き起こし得る感染動物の組織は、必ずしもSRMに限らない。

とのこと。