from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

ソニーの行く末

CNET Japanソニーはフツーの家電メーカーになるのか」。

V字回復を狙ったリストラによって本質的な競争への体力を失ったライバルとは異なる土俵に勝負を持ち込むこと。それこそ「ソニーの名声を取り戻すこと」の早道であり、同時にハードとサービス、ソフトの融合による新たな価値という、先進諸国の優れた企業グループであっても成し遂げていない課題に正面から挑むという姿勢を明確にすることこそが「ソニーらしさ」ではないか。

nikkeibp.jp大前研一:新しい時代は「構想力」で乗り切れ」。

三洋電機ソニーのリストラ計画を聞いて、私は暗い気持ちになる。日本を牽引するような大企業でも、根本的な発想が貧しく、骨太い構想力を持てないでいる、ということに驚く。彼らが発表する内容は、せいぜい既存事業のどれを縮小し、どれを伸ばしていくか、といった程度である。株式市場のアナリストの分析に強い影響を受けているからだろうが、そんなやり方では、沈みゆくタイタニック号の甲板の上で椅子を並べ替えているのと同じことだ。アメリカ型のリストラでよみがえった企業など、ほとんどない。既存事業の優先順位を変えるのではなく「更地に新しいものを生み出していく」…この力がなければ、21世紀には富の創造は困難である、と思い知るべし!

ソニーはまだみんなから注目されていて、幸せ。