from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

iPodナノとソニー

nikkeibp.jpフラッシュメモリー採用「iPodナノ」の衝撃、HDDが消える日」から。

デジタル音楽プレーヤーの開発を担当するコネクトカンパニーの辻野晃一郎コ・プレジデント(共同プレジデント)は、発表に臨むほんの少し前に、この日、米アップルコンピュータが発売したばかりのデジタル音楽プレーヤー「iPod nano(ナノ)」を手にした。
厚さ6.9mmと薄く、手のひらに収まる大きさ。記憶媒体としてNAND型フラッシュメモリー(電気的に一括消去再書き込み可能な半導体メモリー)を採用したことで小型化、重さは42gしかない。一方、新型ウォークマンの主力は、大容量HDD(ハードディスク駆動装置)を搭載している。
「商品をゼロから見直し、こだわった自信作」と辻野氏が意気込むように、従来製品と比べて使い勝手を大幅に改善し、デザインも一新した。容量こそ大きく異なるものの、サイズだけを比べると、明らかにアップルに分がある。辻野氏はこう考えていた。「薄くて軽い製品は、本当はソニーのお家芸だったはず」――。
・・・・
かつて日本勢が世界を席巻した汎用DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)はサムスンを中心とした韓国勢の独壇場になり、日本が技術の先頭を走ってきた液晶も、韓国や台湾勢の価格攻勢を受けるようになった。iPodナノが見せた小ささと薄さ、軽さは、今後あらゆる製品分野で日本が立ち向かわなければならない競争の訪れを予見しているのかもしれない。

中国新聞ソニー、1万人を削減 製造拠点11カ所閉鎖」から。

テレビ事業の不振に苦しむソニーは22日、世界全体でグループ人員を2007年度末までに1万人削減することを柱とした経営再生策を発表した。