from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

生活保守主義者の支援

今度の選挙では、「生活保守主義者」の人たちも小泉自民党躍進に大きな役目を果たしたように思う。官業改革は自分たちの生活を直接脅かすものではなく、自分たちにお金が回ってくるような錯覚をもっているのかも知れない。
首相の「ブッシュ氏頑張って」・・・喜多 武司・・・ 』から。

自分の家族や自分の生活を守るのに汲々としている人々は余計なことは考えない。考えている暇もない。自分や家族・周りの人間さえ安泰ならばそれでいいのさ。しかしその生き様が終いには自分たちの生活自体を崩壊させる「社会悪」を社会に蔓延らせる原動力となることに、生活保守主義者は気付いていない。

2005年度公務労協情報 №37」から。

間宮陽介氏
「骨太方針に流れている問題意識は、対外的なグローバル化少子化の進行で将来のパイが小さくなることに対し、どう資金や資源を企業の側にまわすのかということ。そのために小さな政府で『資金、仕事、人の流れ』を変える、また、格差や貧困の増大も、富める者のおこぼれがいずれ廻っていくというもの。しかしデフレ経済が示すように、資金が開放されても投資に廻るとは必ずしも言えず、矛盾を深めるだけである。また、市場の拡大とともに政府自体も大きくなってきた。しかし、それは民間の中で市場的な活動でできないことを政府が肩代わりしてきたもの。官庁が無駄なことをしないということは大事だが、政府がやっていること自体を小さくしていくことは、「民」自体を小さくしていくことに他ならず、自己矛盾している。」