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子育ての日々の断片を書き綴る

ガザ撤退

ロイター

イスラエル軍は19日早朝、ガザ地区ユダヤ人入植地のうち、主要な抵抗拠点となっているクファルダロムとネベデカリムの撤去を完了したと発表した。
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シャロン首相の計画では、イスラエルガザ地区の21入植地すべてと、ヨルダン川西岸にある120カ所中4入植地を撤去する予定。パレスチナは今回の撤退を歓迎しているが、イスラエルがより大規模なヨルダン川西岸の入植地への支配を強めるのではないかとも懸念している。

JANJAN歴史は進むのか?」から。

彼ら(入植者)には代替の住居が約束されており、仕事探しに苦労するとしても「選り好みしない限り」職はあるのだ。逆に“自由”を獲得するガザ地区パレスチナ人イスラエルが用意するのは「まっさらな砂漠」でしかない。
中東では「水」は将に命の源だ。しかし、ガザ地区には水源は一切無い。イスラエルが水源を遮断すれば、そこは“死の大地”と化す。
河があり、耕地に適する環境の西岸とは違うのだ。

河北新報社

ガザ撤退は「テロ封じ込め」を目的に分離壁設置などパレスチナ人居住区をイスラエル側から切り離す分離政策の柱として計画された。130万のパレスチナ人に囲まれ過激派の攻撃にさらされる同地区からの撤退は、軍や軍事費の軽減になるし、和平姿勢をアピールできる。

JMMの『「ガザ」オランダ・ハーグより』から。

結論風に言うならば、シャロン首相のガザ撤退政策は平和イニシアティブに基づいているものではない。ガザをもっていると管理費が高くつくというだけの理由であります。だから、今回の撤退をもって中東和平に一歩近づいたとするのは早計であります。

田中宇の国際ニュース解説「世界を揺るがすイスラエル入植者」から。

無敵に見えたイスラエル右派が、イスラエルとアメリカの両方で、窮地に陥っている。しかも、どういう経緯で無敵の彼らが窮地に陥ったのか、ほとんど見えてこない。一体何が起きているのか。シオニスト右派は、90年前にバルフォア宣言ロスチャイルドに騙されたように、再び国際協調派に逆転されてしまうのか。シャロンや、キリスト教原理主義諸団体の変心の裏にあるものは何か。AIPACに対するFBIの捜査が転換の原因なのか。