from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

余裕がなくなってきたか

NHKニュース。

小泉総理大臣は、1日昼過ぎ、総理大臣官邸で自民党の山崎前副総裁と会談し、郵政民営化関連法案をめぐる自民党内の情勢について報告を受けました。このあと小泉総理大臣は、記者団に対し、「厳しい状況だ。今週がヤマ場になる。執行部に任せるしかない」と述べ、参議院本会議での採決が行われる今週がヤマ場になるものの、成立への見通しは依然として厳しい状況にあるという認識を示しました。また、小泉総理大臣は、自民党の亀井元政務調査会長が、法案が否決されて仮に衆議院選挙が行われた場合、新党の結成もありえるとしていることについて、「それは本人の自由だ」と述べました。一方、山崎氏は、記者団に対し「小泉総理大臣は参議院本会議での採決は今週5日になると思っているようだ。気力十分で、法案の成立に本来の強い意欲を示していた」と述べました。

自民党をぶちこわす」と言っていて、その通りになってきたというのにね。

立花隆:自民党分裂選挙で見えてきた政界一大再編劇の裏の裏」から。

浅川による小泉首相のいま考えていることだが、小泉首相は、強行突破策しか考えていないという。強行突破とは、参議院郵政民営化法案が否決されたら、解散総選挙にもちこむということだが、選挙の結果は、自民、公明合わせれば、過半数を取れるものと小泉首相は思っているらしい。
そして、ここからが驚くべきところなのだが、小泉首相は、郵政民営化法案が可決されても、解散総選挙に持ちこむつもりなのだという。
可決されてなぜ解散総選挙なのかというと、郵政民営化法案可決を、小泉改革最大の実績として、これこの通り、小泉改革を実現したじゃないですかと国民の前に誇り、選挙に打って出れば、小泉首相は大勝を博すにちがいないと思っているのだという。

浅川博忠が書いた“小泉「私は新生自民党を作る」―首相と32年間の交流がある評論家が明かす純一郎流『政界再編』”」というのも作戦に1つなんだろう。

朝日新聞

小泉首相は1日昼、自民党永岡洋治衆院議員が自殺したとの報道について「びっくりしています。残念ですね。どういう理由かわかりませんけど、残念です」と述べた。

毎日新聞

「法案に反対したら、次の選挙で応援しない」。自民党元首脳によると、同法案に強硬に反対論を唱えていた永岡議員は衆院の採決前、自民党執行部からこう締めつけを受けたという。「地盤が弱かったこともあり、採決で白票(賛成票)を投じた」。
採決後には、一部議員から「裏切り者」と言われ、マスコミ各社の取材には「法案に賛成ではないが、党議拘束されているので白票を投じた」と語った。周辺に「非常につらい」と漏らしていたという。