from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

朝日新聞の「水/地平線」というコラム「胡主席 デモはいつ知ったか」とタイトルで、

胡主席は7日から10日まで三東省を訪れた。北京で大規模な反日デモがあったのは9日。10日まで視察を続けたのは、主席に同行していた側近の王剛・党中央弁公庁主任に情報が届かなかったか、届いていても訪問を取りやめるほどの緊急事態とは認識しなかったのかも知れない。
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「農民や労働者が政府機関を襲撃したのなら、情報は上がるだろう。社会不安につながりなねず、上げなければ責任を問われる。反日デモは一線を超えなければ、問題ないと。ただちに正確な情報を上げる必要はないし、日本がからむ出来事は反日感情もあってありのままつたえにく。」党機関で働いたことのある知人はこう話す。別の知り合いは「皇帝のようなトップには今も情報提供するのは難しい。よければ真意を疑われ、悪ければ責任問題になる。それなら何もしないほうが身のためだ」と言う。日本政府の中にも「胡主席も温首相も当初は知らされていなかったと思う」という見方がある。

と。それで、反日デモへの対応は後手に回り、上海に飛び火してしまった。ありうることだけど。