from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

上海の水道水は飲めない。水を溜めると、薄い色がついているため、沸かしても飲む気になれない。料理に使うのもためらわれる。

アパートに給水器が置いてあったので、大家さんに水を頼んだ。19リットルのプラスチックの瓶に入った水を買う。町を歩くと、リヤカーにこの水を積んで自転車で運んでいるのをよく見かける。

こちらのホテルによくタダの水として置いてあるペットボトル入りの蒸留水かと思っていたら、届いたのは「衣夫山泉天然水」というミネラルウォーター(本当かどうか分からない)だった。銀行などに置いてある給水器は蒸留水のようだ。

使い始めて一週間が過ぎた。沸かして飲むことはもちろん、生水でも飲んでいる。今のところ、お腹を壊すこともなかった。

この水でご飯を炊いているが、日本で食べていたご飯より美味しい気がする。米も高めのものを買ってはいるが。

中国の緑茶のちょっと高めのものを買ってきて、この水を沸かして飲んでいるが、美味しい。こちらのレストランでお茶を頼むと大抵はカビ臭い味がする。水道水を使っているためだろう。高級なレストランでもそうだ。

1瓶で16元。一週間で、約1瓶半使った。

餃子を茹でるのにも使っているが、もったいない気がする。でも今のところ、水道水で茹でる勇気はおこらない。レストランで食べる料理には、きっと水道水が使われていると思うのだが。