from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

野党が国政調査権を握った

BPnet「森永卓郎:自民党が破滅への道を進む可能性」から。

選挙後に民主党長妻昭衆議院議員と話をする機会があったが、そこで長妻さんがこんなことを話してくれた。長妻さんは年金問題で一躍時の人となったのだが、最近では彼が国会質問のために質問主意書を出しても何も答えてくれなくなったのだという。年金問題で、これ以上騒がれたくないという内閣の意志なのだろう。
だが、国政調査権を握ったとなると話は違ってくる。国政調査権憲法で保証された最強の捜査権だ。これを活用すれば、政府や官庁が隠していたさまざまな事実が明るみに出てくるはずだ。
例えば、5000万件の宙に浮いた年金データのうち、何件が壊れてしまって名寄せができないのか、いまだに社会保険庁は公表していない。これを民主党が「調査する」とすればいいのだ。異議を唱える国民はいないだろう。そうなると、政府や官庁は出さざるをえない。