from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

国民のためではない

ごまめの歯ぎしり「参議院選挙に勝つためには」。

5000万件の年金番号の照会と社会保険庁の解体で終わる話ではいない。
年金制度の抜本改革をやらなければならない。
もともと今の年金制度が誰からも信頼されていなかったところにこの問題があるのだ。信頼されていない制度だからこそ、「消えた年金が5000万件ある」と言われて、さもありなんということになってしまった。
抜本的な年金改革なしには終われない。
年金の制度改革は、きりのよい年から始める必要がある。
本当は2000年から制度を切り替えるべきだったのだ。
次にきりのよい2010年から新制度に移行するための議論を今すぐにでも始めるべきだ。
抜本改革をやめて欲しいと思っているのは厚生省だ。彼らは何とか社会保険庁の解体と5000万件の照合で世の中の目をそらせて、2010年の切り替えを防ぎたいのだ。
だから去年、あれだけ年金改革と訴えたではないか。

選挙に勝つために、年金改革と訴えていたのか。一体何のために政治家になってんだ?
Yahoo!みんなの政治「松岡氏の自殺と年金問題を巡る素朴な疑問」。

かつて竹下登氏が田中角栄氏に対抗して「創政会」を立ち上げたとき、橋本龍太郎氏は自らのパーテイで集めた金を全額竹下氏に献上して、竹下登氏に次ぐ副会長に就任した。
農水省出身の松岡氏にとって農水大臣は究極の目標だったはずである。そのために自分が集めた金を全て献上したとしても不思議ではない。
松岡氏を農水大臣に任命したのは安倍総理だが、押し込んだのは小泉サイドだと言われている。小泉政権時代に実現出来なかった農水大臣就任を安倍政権で実現させたのだと言う。それが事実なら、安倍政権は「タウンミーティングのやらせ問題」と同様に小泉政治の「負の遺産」を引き継いだことになる。
・・・・
年金の基礎番号を統合する作業が、社会保険庁のミスにより5000万件も宙に浮いてしまっている問題で、政府与党は過去の責任を追及する姿勢を示した。自民党は統合の仕組みを作ったのは菅直人厚生大臣だったというビラを大量に作って、菅民主党代表代行の責任を追及している。また安倍総理は歴代社会保険庁長官の責任を明確にするよう渡辺行革担当大臣に指示した。