from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

これから真価発揮か?

時事ドットコム米共和、圧勝受け対決色鮮明に=オバマ大統領は協調呼び掛け」。

オバマ米大統領は4日、中間選挙での与党・民主党の大敗を受け、今月18日に野党・共和党の上下両院院内総務と会談し、協力を求める意向を表明した。しかし、歴史的圧勝に勢いづく共和党は、オバマ政権が進めてきた医療保険改革の撤回を求めるなど、対決姿勢を鮮明にしている。
共和党のマコネル上院院内総務は4日、ワシントン市内で講演し、オバマ政権医療保険改革は新たな官僚機構を創設し、巨額な財政赤字をさらに悪化させると批判。医療保険改革を撤回させ、「小さな政府」を目指すには、共和党政権を樹立しなければならないと強調、2年後の大統領選でのオバマ大統領再選阻止を改めて宣言した。
オバマ大統領はこれまで、上下両院の多数派を民主党が握っていたため、共和党をほとんど無視して政権運営を進めてきた。このため、共和党にはオバマ政権への根強い不信感がある。

Diamond Online「中間選挙で米国も「ねじれ」議会に。オバマ大統領の真価はここから問われる

米国政治は選挙のたびに「ねじれ」が生じているといっても過言ではない。むしろそうした困難な政治状況の中でこそ、議会との駆け引きによって大統領の政治手腕が問われるのだ。
再選を目指すオバマ大統領に試練が訪れているのは確かだ。だが、それこそ過去の大統領たちはみな同じ道を歩んできたのだ。ここからが真価の問われるときである。
不完全ながらも、国内では一世紀もの間、問題視されてきた医療改革法を成立させ、ダブルスタンダードになりながらも、自動車産業など大手私企業への公的資金注入も断行した。批判はあるものの、それらはどれも過去の大統領の誰ひとり為しえなかったことには違いない。