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子育ての日々の断片を書き綴る

口蹄疫広がる

videonews.com「口蹄疫は国際標準の対策が効果をあげない異例の事態」から。

東京大学大学院農学生命科学研究科の明石博臣教授は、今回宮崎で発生した口蹄疫に対する対策は、家畜の国際的な安全基準OIE(国際獣疫機関)が定める指針を基に農水省が定めた「特定家畜伝染病防疫指針」に基づいて適正に行われており、過去の発生事例からの知見が凝縮されているその指針が、現時点での最善の対策であると考えられると言う。しかし明石教授は、それにもかかわらず感染拡大が止まらない異例の事態となっているとの見方を示した。
感染拡大が止まらないことを受けて、政府の初動の遅れなどを批判する声もあがっている。だが明石氏は、現時点で口蹄疫については上記の基準以上の方策は考えにくいとし、「農水省はじめ宮崎県も防疫指針で定められた作業を重ねているが、不幸なことに感染が止まらないのが現状だ」と語り、これをいたずらに政治問題化することには否定的な見方を示した。

口蹄疫は、偶蹄類だけがかかる病気。まだ感染経路は分かっていないが、香港で流行ったウィルスに類似。ウィルスは、家畜や人間以外にも鳥や車のタイヤでも運ばれる可能性がある。口蹄疫は、1週間〜1ヶ月程度で治る病気で、病気にかかった牛や豚の肉を食べても問題ない。ただし、病気にかかった肉は、消費者が買わなくなる。口蹄疫にかかった牛や豚は、飼料を食べなくなり、品質が悪くなる。だから、感染が広がるのを防がないといけないということらしい。