from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

蔵王温泉スキー場に行った

samso2010-03-27

4時過ぎに目が覚めた。息子も5時半頃起きていた。まだ早かったので「もう少し寝てきて!」。
朝ごはんを用意し、朝ごはんを食べてから、息子を起こした。朝ごはんを食べないと言うので、オニギリを作った。
6時半にうちを出た。バス停に着くとタイミングよくすぐにバスが来た。電車も特快。東京駅に早く着きすぎた。新幹線の待合室で40分ほど。「おなかすいた」と言う息子にオニギリと玉子焼きと肉団子を食べさせた。8時前に東北新幹線のホームに移動。しばらく待って山形新幹線「つばさ」に乗った。8時8分発。
 
福島駅で連結されていた「Maxやまびこ」と別れ、奥羽本線へ。普通の特急になった。山間の線路付近にはまだ雪があった。昨夜宿泊先のロッヂに電話しても応答がなくてちょっと心配で、新幹線のデッキから電話した。おじさんが出た。チェックイン可能時刻より早く着くが着替えができるか、スキー用品を借りるところが近いかどうかを確かめた。
寂れた駅にいくつか停まって山形駅に11時に着いた。東口のバス停へ。15分待って蔵王温泉行きのバスが来た。観光バスのようだった。
 
 
40分で蔵王温泉のバス停に着いた。旅行社からの封筒に入っていた蔵王案内図を片手に宿泊先のロッヂに向かって登っていった。近道らしい小道に入ると雪が積もっていた。15分程度でロッヂに着いた。予想通り古びたロッヂだった。
フロントに行くと、おばさんがいた。チェックインするとすぐに部屋に入れると言う。鍵をもらって、部屋に行った。廊下は電灯が点いておらず、真っ暗。部屋に入るとベッドが2つあってほとんど余分なスペースがない部屋だった。
お腹が空いていたので、すぐに食堂に行って、醤油ラーメンとカレーを注文した。息子はラーメンと言ったのに熱いと言って、カレーにした。
お昼を食べた後、フロント横のレンタル屋に行って、スキーセットを2つ、私のスキーウェアを頼んだ。息子はスキー靴を履くのに苦労した。
外に出るとガスが出ていて見通しが悪かった。息子は雪が積もった道をスキー板とストックを持って歩くのは辛いようだった。何回も励ましてようやく上の台ゲレンデに着いた。息子がスキー板のビンディングにスキー靴を付けようとするが、靴底に雪が着いていてなかなかはまらなかった。息子のスキー板にようやくスキー靴が着いて、自分の装着しようとしたら、片方がゆるくてはまらない。ロッヂに戻ってビンディングを調整してもらった。

息子を歩かせるとすぐにスキー靴が外れてしまい、またはめるのに苦労した。二の字のカニの横這いをやらせるが、ちょっとしか登れない。滑らせるとすぐにこけてしまう。1時間ほどしてようやくハの字で少し滑れるようになった。一人で大丈夫そうになってきたので、1回だけリフトに乗ることにした。
近くのリフト券売り場に行くと、電子カードでデポジット500円多めに払わないといけなかった。300円の1回券を買って短いリフトに乗って1本だけ滑って息子の側に行くと「おしっこ」。急いでロッヂに戻った。トイレに入るとスキー靴が滑って転んだ。ゲレンデに戻って滑らせているとまた「おしっこ」。「もれそう」と言うので、スキー板を置かせて先に行かせた。追いつくと「もらした」。息子を置いてリフト券売り場に行くと、すでに窓口が閉まっていて、ベースセンターまで行って自動払い戻し機で500円を受け取った。4時半になっていたので、そのままロッヂに戻って、風呂場に行った。お風呂に入ってから、息子が濡らした衣類を洗濯し、乾燥室に持って行って干した。
部屋で14インチぐらいのアナログテレビを見ていると、夕飯の用意ができたと言いに来た。5時半過ぎに食堂に行くと、一組の女性がいるだけだった。宿泊客は私たちのほかにその一組だけのようだった。夕飯は、ジンギスカン鍋。羊肉のしゃぶしゃぶだった。息子はお肉と白菜だけを他のものにはほとんど手をつけなかった。
部屋に戻ると、息子は、「エレメントハンター」を見た。ベッドに横になっていると寝てしまった。目が覚めると「巨人対ヤクルト」の野球をやっていて、息子は寝てしまっていた。
目が覚めてから、なかなか寝られなかった。
このロッヂは、ゲレンデのすぐ側にあるにもかかわらず、宿泊客はかなり少ないように思われる。従業員は年配の人たちばかりで、節約のために、すぐに廊下や使わない部屋の電灯を切る、暖房の設定温度はかなり低い。食事はぱっとしないものばかり。建物も老朽化が激しい。JRの「びゅうスキー&スノーボード」の宿泊施設のリストにあるので、私たちのようにポロポロ来るんだろうが、これだとリピーターはいないと思われる。このままだとあと5年ももたない気がするが、周りに十分な宿泊施設がすでにあるので、どこが買い取って建てなおすことも可能性が低いと思われる。