from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

東京にあれだけ票が入るとは思わなかった

東京新聞「2020年五輪 東京再挑戦できる?」から。

「東京にあれだけ票が入るとは思わなかった。アジア諸国がかなり入れたのでは」。シカゴが一回目の投票で消えた波乱の要因を北欧の国際オリンピック委員会IOC)委員は分析した。日本オリンピック委員会JOC)関係者も「数字的には善戦」と話す。
IOCへのロビー活動が苦手」と言われ続けてきた日本勢が、名古屋や大阪の失敗から学び、東京への一票に結びつけた結果だ。一回目の二十二票もほぼ読み通りだった。

リアルスポーツ「石原知事の11年任期満了辞任は関係なし!? 五輪連続挑戦を表明できない本当の理由

2020年夏季五輪をめぐっては、ローマ(イタリア)が立候補表明するなど招致レースはもう始まっている。
そんな中、知事は敗戦に落ち込んだ様子もみせず、東京開催計画や最終プレゼンテーションの出来栄えをあらためて自画自賛した。
「悔いのない戦いをした。しかし、目に見えない非常に政治的な動きがありますな。昔の自民党総裁選のような。はっきり言って(日本で五輪を開催するには)JOCはもっと強くならなきゃダメだ」などと水面下の攻防で敗れたことを主張し、次こそは対等に渡り合えるよう日本オリンピック委員会(JOC)に注文をつけた。そこまで言いながら、逆に連続立候補表明しないほうがおかしいほどだった。
やはり、3期目任期満了となる11年春で知事職を退くとしてきたため、そうそう無責任なことは言えないのか? ところが都庁関係者は「そんなことじゃないと思いますよ」と指摘する。
「2020年には地球滅亡の危機が迫り、五輪が開催されないんですよ(笑い)。IOC総会前に開かれた現地懇親会や記者会見で、石原知事は『このままでは2016年が人類にとって最後の五輪になるかもしれない』などと環境破壊の深刻さを訴えている。環境保護を旗印にした東京ならではのアピールですが、外国メディアは唐突な地球滅亡論に驚き、『東京を選ばないと五輪はなくなるということか』などと誤解したぐらい。結果として東京は選ばれなかったから、現時点で地球滅亡の危機を食い止める手立てはなく、従って2020年五輪はない。開催されないと言っていたものに立候補するほうがおかしい」(同関係者)
リオのペレ氏やシカゴのオバマ大統領のような世界に通用する“顔”が立てられなかった東京は、環境一本に絞って最後の追い込みをかけた。もともと知事はホーキング博士から聞いたとする「宇宙論」をひも解き、環境破壊の恐るべきスピードから「地球はそう持たない」などと訴えることがままあった。