from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

破産で儲ける人々

池上彰GM破綻のもうひとつの現実」から。

GMの破綻処理に時間がかかればかかるほど、業務を請け負っている法律事務所や会計事務所に巨額の収入をもたらします。「法律事務所は、破綻企業だからといって値引きすることはない」のです。
では、その"時間給"はどれくらいのなのか。リーマン・ブラザーズの破綻処理に当たった筆頭格の破産弁護人は、時間報酬950ドルで794.8時間分を請求したそうです。計算すると、75万5060ドル。ざっと7250万円ではないですか!
リーマン・ブラザーズの破産関連手数料は最終的には計14億ドルに上る可能性があると、この記事は予測しています。GMでも、手数料は12億ドルに上るという予測があるとか。
それだけの手数料の請求書を書くには、大変な時間がかかるだろうと思ったら、この記事は、そのことにも触れていました。記事の著者が破産裁判所を取材していた90年代前半に見た書類。そこには、報酬額を「集計するための時間」まで正確に計測され、請求書の「作成料金」が記載されていました。その金額は、1万ドル以上だったそうです。