from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

民主政治としては前進?

JMM『「民主制の限界、独裁の中の民意」from 911/USAレポート』から。

日本で起きている「後期高齢者医療制度」の問題は民主主義の別の側面を見せているように思います。過去50年間のほとんどの間、自民党の単独もしくは連立政権が続く中で、ほとんどの制度改定は官僚主導で進められました。官僚が設計し、族議員が調整した法案を野党とのネゴで通し、法案が成立してから国費を使って「政府公報」を行い、「ご存知ですか?」とか「お気をつけ下さい」などと「教えてやる」姿勢で制度改定を告知し、実行してきたのです。
ですが、今回の「後期高齢者」の問題は、そうした「ご存知ですか?」というやり方が全く通用しないことが露呈しました。