from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

波遊びは楽しい

samso2006-08-19

台風がまだ九州北部の日本海にいたが、朝は曇り。
7時過ぎに起き、8時から朝食。ご飯を食べていると、今日は予定通り海水浴ができると民宿のご主人が言いにきた。
9時前に道路に出て、やってきたバスに乗って小栗浜に向かった。5分ほどで海水浴場に着いた。はやり波は高く、市役所の人と町役場の人が海水浴エリアを示すブイが流されないように立ち続ける中、海水浴を楽しんだ。大きな波がやってきてどーんと体にぶつかるのが楽しいようで、子どもも妻もはしゃいでいた。

子どもは顔に海水が当たるのが気になるようであったが、他の子どもたちが平気なので、何回も顔をぬぐいながら波に立ち向かっていた。1時間ほど波を楽しんだあと、砂浜に戻り、砂遊びをした。山やトンネルを作ったり、線路を描いたりすると、喜んだ。波がやってきて線路が消えてしまうと防波堤を作りだした。砂遊びに飽きるとまた海に戻って、波遊び。ちょっと自信ができたのか、子どもは持っていた手をふりほどいて、一人で立ってぶつかってくる波に堪えていた。

11時過ぎに引き上げ、民宿に戻った。戻るときに子どもは砂で作った線路や山がなくならないか聞いてきた。昼食後、子どもは友だちになった兄弟の部屋に行ってしまった。昼寝をしていると、兄弟と一緒にやってきてふざけた。
妻は疲れて行かないというので、1時半過ぎに二人で迎えにきたバスに乗り込んだ。他の家族でもお母さんの姿は減っていた。海水浴場に着くと、子どもは走っていって、線路が残っているかどうか確かめに行った。戻ってきて、がっかりした顔をして「せんろ、なくなちゃったよ」と言いにきた。晴れてすごく暑かったが、海は荒れたままだった。波遊びを楽しんでいると、他の子どもが乗ったゴムボートが波に乗ってやってきてうちの子どもにぶつかり、倒された。すぐに引き上げた。ちょっと海水を飲んだようで、苦しい顔をしたが、泣かなかった。「成長したね」と言うと「うみにもぐった」と言った。

3時半過ぎに民宿に戻った。お風呂に入って、体を拭いてやると子どもは裸のまま浴室を出ていった。部屋に戻っても帰っていなかった。しばらくして戻ってきて、「どこに行ってたの?」と聞くと「おともだちのとこ」と。妻が花火を買いに行くと誘ったが、友だちのところに行くと言って部屋を出て行った。妻は一人で花火を買いに行った。
5時半に迎えに来たバスに乗って、浜辺のバーベキュー会場に向かった。参加家族全員がバーベキューを楽しめる場所があり、炭火の上に鉄板が置いてあった。役場の人の挨拶のあと、乾杯をして、バーベキューが始まった。エビ、サザエ、牡蠣、ハタハタ、牛肉、野菜などが用意されていた。

しばらくして、地元の人の獅子舞や踊りの見せ物が始まった。獅子に噛んでもらうと頭がよくなると言われ、並んで子どもの頭を噛んでもらった。「怖かった?」と聞いたが、「こわくなかった」と答えた。踊りの輪に入るように誘ったが、恥ずかしがって入らず、周りで走り回っていた。

8時過ぎに民宿に戻った。子どもが友だちになった男の子3人を誘って、浜辺に花火をしに行った。打ち上げ花火はあっというに終わった。打ち終わって、周りを見渡すと子どもの姿がなかった。子どもの名前を呼ぶと暗闇の中から子どもが戻ってきた。「どうしたの?」と聞くと「はなびがおちてきて、こわかった」。花火のあと、妻がカニ探しに子どもたちを連れて行った。「もう帰るよ」と言いにいってももっといたいと言われ、なかなか引き上げなかった。
民宿に戻っても子どもたちは元気で走り回っていた。