NHKニュース「ことばによる侮辱が原因」。
ワールドカップの決勝戦でイタリアに敗れ準優勝に終わったフランス代表チームは、10日、フランスに帰国し、パリ中心部の広場に面したホテルのバルコニーに姿を現しました。決勝の延長後半で相手のイタリア選手に頭突きをして退場処分となりながら、大会の最優秀選手に輝いたジダン選手が姿を現すと、広場に集まった数千人のファンから大きな歓声と拍手がわき起こりました。ジダン選手はこの日、なぜラフプレーに至ったのかなど、メディアの取材には一切応じませんでしたが、ジダン選手の代理人は10日、イギリスのBBCに対して、「イタリアの選手から何かひどいことを言われたことが原因だ」と述べ、ことばで侮辱されたことがラフプレーの原因だったことを明らかにしました。これに関連してフランスのテレビ局は、アルジェリアからの移民2世であるジダン選手がこの経歴を侮辱されたことがラフプレーの原因だと伝えましたが、ジダン選手の代理人は具体的な内容については明らかにせず、「数日以内に本人が話すだろう」と述べるにとどまりました。
昨日のニュースでは、本人が言ったように報道していたが。。。
BBC SPORT「Zidane the flawed genius」から。
FRENCH PRESS REACTION
- "A final and odious headbutt. We were left speechless by such stupidity" - Figaro
- "This exit from football is unworthy of him" - Le Parisien
- "How could this happen to a man like you?" - L'Equipe
- "He is prone like all of us to weakness and anger" - La Montagne
- "Too much pressure, too much worshipping of a player who was made for a quiet, simple life" - La Republique du Centre
- "Zidane botched his exit" - L'Est republicain
本国でも評判が悪いようだ。
Yahoo!ニュース(時事通信)-7月11日20時1分では、
サッカーのワールドカップ(W杯)決勝で、フランスのMFジダンがイタリアのDFマテラッツィに頭突きを見舞って退場処分になった一件で、11日付の英紙タイムズはマテラッツィがジダンを「売春婦テロリストの息子」と侮辱していたことが原因だと報じた。読唇術の専門家に分析を依頼し、分かったという。
ジダンがアルジェリア移民の2世であることから、マテラッツィがイスラム過激派によるテロが頻発している同国を挙げて暴言を吐いた可能性がある。