from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

団地の桜は3分〜五分咲きという感じになった

samso2006-03-26

気温が上がって、団地内の桜は開花した花の数が一気に増え、3分〜五分咲きという感じになった。
朝食後、オーストラリア人女性のフラーはマックを持ってきて、自分が演奏しているマリンバとヴィブラフォンの音を聞かせてくれた。MJQのミルト・ジャクソンの演奏を思い出した。
子どもが紙に数字を書き出した。1と2と5は書けたようで、3が書けないと言ってきた。3を書いてやると、「できない」と言っていたが、何回か練習すると書けるようになった。3が書けるようになると今度は4が書けないと言ってきた。4はこう書くんだよと言って書いてあげると、書きだしたが、できないと言って泣き出した。今日は3が書けるようになったでしょと言っても、泣き止まない。しばらく悔し涙を流していた。
オーストラリア人女性のフラーが滞在するアパートの最終契約と鍵の受け取りのために、疲れたという妻をおいて、新宿に出かけた。新宿西口を出て北に向かって歩いていると「もうあるけない」と子どもが言い出した。騙し騙し歩かせながら、20分近くかかって、外国人専用の賃貸物件を紹介する会社のオフィスに着いた。スタッフはちゃんと英語が話せる日本人で対応は良かったが、鍵はまだないと言う。今日、元の住人が引っ越すことになっていて、スタッフが現地に行っているから、このまま現地に行ってくれるなら、そこで渡せると言う。荷物を持ってきていないから無理だと言うと、スタッフが鍵を持ってくるから、12時頃まで待ってくれと言われた。仕方なく、1時間半あまり、新宿駅付近をウロウロすることにした。
子どもがいるから、どこに行こうか迷ったが、新宿南口サザンテラスまで行くことにした。連絡橋を渡っていると子どもが上から見える電車に夢中になって動かなくなった。急かせると今度は東急ハンズの方に向かって走って行ってしまった。あとを追いかけて、東急ハンズに入った。東急ハンズに入ったら、自分が気に入った売り場から動こうとしない。フラーがコーヒーを飲みたいというので、子どもにはケーキを食べに行こうと誘って、タカシマヤの3階のコーヒーショップに向かった。
「バナナケーキか、イチゴケーキかのどっちがいい?」と聞くと、「ばななけーきがいい」と迷わずに言った。2日ほど前にバナナを食べたいと言っていたので、それを思い出して好物のイチゴよりバナナを選択したようだった。11時半を回ったので、そろそろオフィスに戻ろうとすると、来る途中にあったマックに行きたいと子どもが言い出した。「ダメ」と言うと大声を立て始めた。なんとか説得をして店を出て、さくらやに向かった。子どもの保育園から布団のシーツにアイロンをかけるようにいう指示があったので、アイロンを買うことにした。アイロンを買ってオフィスに向かっていると、ようやく鍵が届いたという電話があった。
鍵を受け取って、戻ってきて、うちに帰らず、一緒にお昼を食べることになっていたインド人宅に行った。サンバル、ドシャ、プーリーなどご馳走になった。フラーも子どもも美味しいようでよく食べた。子どもは小さな声で「いままでのはおいしくなかったけど、きょうのはおいしい」と言った。
昼食後、フラーと二人で、彼女が滞在することになる幡ヶ谷のアパートに向かった。吉祥寺で井の頭線に乗り、明大前で本八幡行きに乗り換え、幡ヶ谷駅で降りた。オフィスでもらった地図を頼りにアパートに向かうがなかなかアパートが見つからない。甲州街道沿いの歩道を歩いていけばいいと思っていたが、そうではなく京王線より南側の道路だと気が付いて来た道を戻った。ようやくアパートが見つかった。アパートに入ると、かなり汚い共同スペースのダイニングがあった。下駄箱を覗くとほとんど男性の靴だった。ダイニングには誰もおらず、狭くて急な階段を登って、3階の部屋に着いた。畳の3畳間。部屋にあるのは、布団と小さな机と数本のハンガーとエアコンだけ。廊下にはトイレと公衆電話、無線LANのステーションなどがあった。マックがつながるかみてみると言うとフラーは電源のアダプターを取り出したが、アースの足が出ているものを買ってきたので、コンセントに接続できなかった。家賃が6万3千円とそんなに安くないのに東京だとこんなところにしか住めないのかと思った。こんなところで大丈夫と聞くとフラーは3か月住むだけだからねと答えた。かなりショックを受けただろうなと思いながら、アパートをあとにした。
妻に電話をすると、バイオリン教室が終わってマクドナルドにいると言う。店に着くと、ドラゴンボールのフィギュアを持った子どもが2階から降りてきた。
うちに帰ると疲れが出て、昼寝をした。起きるとお隣の娘さんが来ていて、妻たちがオーストラリアに行ったときの写真を見ていた。あばあちゃんは風邪を引いてかなり調子が悪いという。写真を見終わると、おばあちゃんが元気なったらまた遊びに来てねと言って帰っていった。しばらくして、インド人母が来て、夕食。夫と子どもたちがインドに行ってしまったので、なかり寂しそうで、食事の間、妻とずぅーとおしゃべりをしていた。
夕食後、体がだるいので、また寝た。